「この圧倒的な連作と同時代を生きれたことを誇りにすら思う」アベンジャーズ エンドゲーム ぐうたらさんの映画レビュー(感想・評価)
この圧倒的な連作と同時代を生きれたことを誇りにすら思う
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'08年の「フェイズ1」開始から10年の歳月が流れ、この壮大な英雄たちの叙事詩にも一つの区切りが打たれようとしている。まずもって、かつてこれほど渾身の力と創造力と資金を駆使して織り成された連作はなかっただろうし、今後同様のプロジェクトがあったとしてもそれはもう映画というフォーマットではないかもしれない。その意味でも我々は記念碑的な瞬間に立ち会っている。3時間にも及ぶ長丁場の中で、いったい何が起こるのか。詳細は避けるが、アクションも素晴らしいし、アイディアも突き抜けてるし、それ以上に、俳優陣の織りなす迫真のドラマが胸を揺さぶってやまない。サノスに愛する者たちを奪われた喪失感。無力感。そこからどうやって立ち上がっていくのか。俳優たちが長年かけて創り上げてきたキャラクターの生き様が、友情の証が、渾身の力で焼き付けられている。圧巻。シリーズの立役者たるルッソ兄弟の大采配にも心からの拍手を贈りたい。
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