劇場公開日 2017年11月18日

  • 予告編を見る

「詩人の描き方」エンドレス・ポエトリー 山本屋さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0詩人の描き方

2017年12月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

詩人の描き方も、様々だと思う。この映画は、作者が若い頃、詩人志望だった事を示唆している。一般的に、芸術家は日常性を激しく憎むもので、この映画もその方向で描かれている。詩人の映画と言えば、日本では、寺山修司が思い浮かぶ。寺山の映画も日常性を忌避するもので、通底するものがある。幾つかの場面で、連想するものがあった。ところで最近、ジムジャームッシュのパターソンを見たが、この主人公も詩人だ。パターソンは、逆に、日常性のかたまりで、何の事件も起きない。この辺り、ジムジャームッシュの現代性が伺える。

コメントする
山本屋