闇金ウシジマくん ザ・ファイナルのレビュー・感想・評価
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ファイナル感
がないですねぇ。
中学時代の過去の因縁がけっこう良かったのですが、
触れるのであればもう少し早い段階で見せてもらいたかったですね。
これで終わってしまってはあまりにも尻切れのような…
シリーズ通して好きなので、もうちょっと観たいかも。
ウシジマが闇金融の世界に身を置くことになった過去の因縁が明らかにさ...
ウシジマが闇金融の世界に身を置くことになった過去の因縁が明らかにされる。ある日、ウシジマの中学時代の同級生・竹本優希がカウカウファイナンスに現れ、生活のための金を貸してほしいと言うが、ウシジマはその頼みを断る。金を借りられずに事務所を去った竹本は、住み込みで労働ができるという「純愛の家」に入居することになるが、「純愛の家」の実態は、入居者に過酷な労働を強いる貧困ビジネスだった。
悪徳弁護士との対決や過去の因縁のある鰐戸3兄弟も巻き込んで死闘が繰り広げられる。
結局、最後は闇金が一番金に対して冷静という結末は納得?
シリーズ中で1番ツマラナイ
ウシジマ君の過去が描かれるという意味では興味深い作品だけど、お話はそんなに面白くない。
何より、闇金商売色がかなり薄い。
私が観たいのは、ダメ人間のあわれっぷりであり、それを逆手に取ろうとする悪い奴らの姿であり、要は人間の業の深さが観たいのだ。こんな、感動的な話が観たいワケじゃナイ!!
終盤、「そんなのは金を貸した事が無い奴の考えだ」って台詞がある。出来れば、その違いをキッチリ描いて欲しかった。
後、予告で言っていた22人の刺客って、誰々なん?
最上もがはラチられないのね。イヤラシイ目に合わされるのを期待していたのに(*´ω`)σ♥
カオルちゃん
結構好きで見てるんだけどいよいよ闇金あんまり関係なくなってきてる
あとケンカのシーンが多いけどリアリティが弱い気がする
映画だから大げさでこれはこれでいいのかな
今回は中学時代に遡っての話
中学時代からの友達とかいいね
しかも当時とキャラが変わってない
リアルだと真逆に変わってたりするやつ
も多いけどね
これでファイナルか
じゃーね、カオルちゃん
ファイナルとしてはまあまあ
やっぱ予告で煽り過ぎ。分かってたけど。結局結果は変わらないのね。でもウシジマ達の馴れ初め?が知れたのはファイナルとして良かったかな。金借りる奴も、摘発する弁護士も、カスばっか。結局闇金が一番欲に冷静という。本当にこんな世界あるんだろうか。
人を信じる
劇場版4作目にして、最終章。
丑島から金を借りた訳あり債務者たちの顛末と、それを冷徹に見つめる丑島…というのがいつものパターンだが、やはり今回は一味違う。
丑島が闇金業に身を置く事になった理由が明かされる…という触れ込みだが、それはさほど印象に残るものではなく、丑島と彼に関わる者たちの今昔のドラマの方こそ見応えあった。
カウカウファイナンスに金を借りに来たのは、丑島や柄崎の中学時代の同級生・竹本。
貧困者の彼は“誠愛の家”なる場所で働いていたが、そこは、入居者に過酷な労働を強いる貧困ビジネス。
そこを取り仕切っているのは、中学時代のある事件から丑島を激しく憎む非道な鰐戸3兄弟であった…。
最終章、丑島を襲う最大の危機。
その鰐戸3兄弟以外にも、
何かと因縁あるクレイジーな女同業者・茜。
過払い請求や闇金に滅法強いやり手弁護士。
でも、違った意味で丑島に立ち塞がる難敵は、竹本だったのではなかろうか。
この竹本、メッチャイイ奴なのである。
何よりも人の善意を信じ、相手がどんなクズでも我が身を犠牲にしようとするくらい。
偽善者!…と言いたい所だが、ちゃんとそれを有言実行。
問題ありだらけのウシジマくん登場人物の中でも、異例の善良な人物。
だからこそ、丑島の難敵なのだ。
丑島は、金、金、金。その前には、人の善悪や人を信じるなど眼中に無い。
竹本は穏やかに異を唱える。強欲は罪だよ、と。
金や人に対して真逆の考えの二人。
丑島は相手が知人だろうといつも通り冷徹に対応するが…、竹本がこんなに人を信じる訳には、中学時代の丑島の影響があった…。
中学時代…
丑島が転校してきたのは、まるで「クローズ」のような荒れた中学。
転校早々目を付けられた丑島はクラス皆からボコられる。そのリーダー格が、今や丑島の頼れる部下・柄崎。
こういう経緯あったのか…。(漫画読んでないもので)
尚、中学時代の丑島を演じる狩野見恭兵の口調や雰囲気など丑島っぷりが見事! 第一声の「ゴミ? ああ、テメエの事か」なんてウケた。
で、
皆からボコられた丑島だが、唯一加担しなかったのが、竹本。
以来、水と油のような二人だが、何故か親しくなる。
ある時、柄崎の仲間が鰐戸3兄弟に拉致られ、図らずも柄崎と共に、死ぬかもしれない対決に乗り込もうとする…。
この時、対決を控えた丑島と柄崎の本当の顔が印象に残った。
柄崎には口は悪いが、優しい母親が居た。
丑島はクズな祖父の世話をする。
飼っていたウサギを竹本に預ける。このウサギ、母親の形見。丑島は母親の事が大好きだったのだ。
また、もし本当に人の事などどうでもいいと思っていたら、柄崎と同行しただろうか。
本当は、人が大好きな丑島。
そんな丑島の本意に、感動し憧れる竹本…。
再び、現在。
窮地を乗り越え、鰐戸3兄弟や実は悪徳だった弁護士とケリを付けた丑島。
別に本作に限った事ではないが、丑島たちもれっきとした違法の側。さらに悪い奴らに一矢報いたダーティ・ヒーローのようにいつも描かれるが、今回ばかりは丑島にも重石が残った。
丑島と竹本の末路は決して後味良いものではない。
竹本は仲間の為に過酷なものを背負う事になるが、彼が信じた人の善意は決して…。
竹本を見送った丑島。
一度停車させた車の中で、その後信号待ちの車の中で、彼は何を思ったのか。
友を救えなかった罪悪感か、人は変われると信じていた竹本だが自分は自分の信念を貫くしかない自ら背負った十字架か。
ラストカット、冷徹ではなく、明らかに、人間・丑島が居た。
その表情が忘れられない。
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