「【”これが俺の仕事だから・・。”廣木隆一監督の手腕が光る世間体を気にしない年齢差を越えた男女の恋を描いた物語。】」PとJK NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”これが俺の仕事だから・・。”廣木隆一監督の手腕が光る世間体を気にしない年齢差を越えた男女の恋を描いた物語。】
ー ご存じの通り、廣木隆一監督が手掛ける作品の幅は広い。
今作の様な女性漫画化実写化映画も引き受ける一方、瀧内公美さんを主人公にした「彼女の生き方は間違いではない」の様な社会派映画も製作される懐深い監督である。ー
◆感想
・今作が公開時には”女性漫画の実写化ってどうなんだろう?”と思って劇場での鑑賞を見送った映画である。
但し、キャスティングの豪華さと物語設定が面白そうだったので、フライヤー2種は手元に在った。
・今作は、矢張り主演した亀梨和也氏と、土屋太鳳さんの確かなる演技がこの作品を支えているのは間違いない。
・それと共に、警官の亀梨氏が演じた上司役を演じた田口トモロヲさんや、訳合って不良になった大上を演じた高杉真宙さんや、大上の母を演じた江口のりこさんなど、キャスティングの妙が光る作品なのである。
・ヒロインの両親を演じた、村上淳さんと娘の心に寄り添う母を演じたともさかりえさんの娘の早すぎる結婚を肯定的に受け入れる姿も良い。
<土屋太鳳さんを初めて劇場で鑑賞したのは「日輪の遺産」である。
未だ小さかった彼女は、見事に当時の愚かしき日本陸軍の指示を受けたスーちゃん役を演じていた。
涙無くしては見れない映画であったが、その後の土屋さんの堂々たる女優としての姿を劇場で拝見する度に、立派な女優さんになられたのだなあ、と感慨深く鑑賞したモノである。
ご結婚され、陰ながら嬉しく思っている。
今作は、そのキャスティングの妙と、廣木隆一監督の手腕が光る作品であると思う。>
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