「有名作品には劣るけれど」サイレンス 百乃木さんの映画レビュー(感想・評価)
有名作品には劣るけれど
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よくある殺人鬼映画の、主人公が聴覚障害バージョンといった感じの作品です。
閑静な山奥でひっそり暮らす主人公の元に、突然サイコキラーが現れます(動機は不明)。家の周りをうろつきながらあの手この手でジワジワと追い詰めてくる殺人鬼と、主人公との戦いが終始行われます。
『13日の金曜日』や『ハロウィン』と雰囲気が近いかもしれません。
自分は今、殺人鬼が出てくるホラー映画にすごくハマっていて、殺人鬼キャラの魅力に期待しつつ見ています。特に仮面で顔を隠した不気味な殺人鬼が大好きで、この映画もパッケージ画像から覆面キラーだと分かったため興味を持ちました。
ところが、この映画の殺人鬼は最初こそ仮面を被って現れるのですが、主人公を殺す動機を作るために途中でわざと顔を見せます。しかもその後はずっと仮面を外したままで、容姿もこれといった特徴がなく一般的な男性……何だか殺人鬼感が薄れてしまって、個人的には残念に思いました。仮面をしてほとんど喋らなかった序盤の彼はとても萌えましたが。
一般的な容姿の人間が動機不明の殺人を犯すという描写で、サイコ感を表現しようとしたのでしょうか……?
その点を除けば、最初から最後までドキドキしっぱなしでいい作品だったと思います。
ちなみに自分は血液描写は平気なのですが、骨折などの表現が大の苦手です……物語終盤で主人公の指がへし折られ、その後ずっと指が曲がったままだったのが結構堪えました 笑
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