その女諜報員 アレックスのレビュー・感想・評価
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問題は続編がなさそうってことだ。
格闘アクションもカーアクションもストーリーだって大筋では良くできてると思うし悪くなかった。だけどイマイチ面白くないんだよね。
ノッてこないっていうか、この後どうなる?とか、ヤバいヤバいピンチだ!とか、そういうハラハラ感が薄いんだよな。
スパイ物っぽい知的なやり取りがある一方で、急にマヌケなことしたりするのもよくない。こういうのはどっちかに寄せないとダメよ。
知的にキメるなら全編クールにキメないといけないし、ツッコミたくなるようなマヌケさも力押しのアクション映画だったら勢いだけで許されるからね。
この半端さと、全体を通した勢い不足がイマイチだった原因な気がするね。
監督や出演者のインタビュー映像を見たんだけど、もしかしたら現場で脚本にない細かい部分を付け足したみたいに感じたんだよね。
元々あった脚本は知的でクールだったのに現場でマヌケさを足しちゃったみたいな。
現場での修正自体は普通にあることだと思うし問題ないけど、監督の脚本への理解不足とカッコイイ画を撮ることに集中し過ぎたのがチグハグを生んだように思うね。
他に良かったところとして、主演のオルガ・キュリレンコは結構前からアクション頑張ってるけど、本作では本当に良かったね。
下着スケスケのなかなかアグレッシブな衣装でガンガンアクションこなしてて気合い入ってたよ。
衣装チェンジやウィッグとかカラコンとか、変装ってほどではないけど女性主人公らしい見た目の変化も良かったね。
あとは、終わり方がちょっと半端で文句書いてるレビュアーさんもいるけど、そこはまあいいんじゃないかと思う。
本作は確かに物足りないけど、続編を作るなら観てみたいし、シリーズ化を目論んだアレックスの紹介作品だったなら目的は果たしたと思うしね。
ただ、アレックスが、たまに知能が跳ね上がるマヌケさんで、二重人格疑惑がかかったキャラクターに見えちゃうのは修正しないとね。
家飲みのつまみとしてはかなりいいです。
何か中途半端
ちょっと、いろんなもの省きすぎ
場面や登場人物をセリフで説明するのは
野暮だけど、この映画は説明がなさすぎた。
いや、全体としては悪くないんだけどね。
残念なのが省いたわりにテンポがよくないとこ。
予備知識全くゼロで見始めたので、
銀行強盗モノかと思ったらそうじゃないし。
仲間割れするし、んで、その仲間はどういう仲間なの?
急に出てきた敵たちと議員はどういう対立?
一番わからんのがジェシカという女の立ち位置。
分からん×分からん=分からん。
あと、地理的な距離感も分かりづらい。
ホテルから徒歩で逃げたのに、
銀行強盗の仲間のアジトだったり。
そんな近くに住んでたの?
電話してたかと思うと、先回りしてたり、
すでに敵のアジトに潜んでいたり。
移動シーンは冗長に見えるかもしれないが、
やはり重要なんだと、改めて分かった。
いろんな要素省いて短くしたのに、
ワシントン君の講釈が長くてだるい。
飽きちゃったよ。しかも、万力で足をつぶす
拷問になんか意味あったの?
という、見せ場の的を絞れない映画でした。
拷問シーンは秀逸で、目を背けました。
銀行から強奪した物を巡り、暗殺集団に狙われる主人公を描く物語。
オルガ・キュリレンコ主演、モーガン・フリーマンが脇を固めるアクション映画です。
アクションもしっかりとしていますし、ストーリーも分かり易いので、観やすい映画に仕上がっていると思います。
導入部の銀行強盗シーンで、主人公のプロフェッショナルな部分を描写。そこから、謎の暗殺集団の襲来、相棒の死等を経てクライマックスになだれ込みます。テンポのよいストーリー展開は、時間を忘れさせてくれました。
私がこの映画でもっとも評価するポイントは、「強さの設定」でしょうか。女性の特殊工作員としてギリギリの強さ。そしてその相手は、プロフェッショナルだけど少人数。「バタバタとなぎ倒す」ではなく、「あり得ない程強い」でもなく、でも映画映えする強さ。個人的に、とても好意的に観ることが出来ました。
ただ、前述した「観やすい」は、映画としての「深みがない」に繋がり易く、映画を見終わった後の印象度がとても薄い映画でもありました。女性主演のアクション映画は、どうしても男性主演と比較して迫力に劣るのもマイナス。
評価は、迷いましたが少しオマケの4にしました。
雑な脚本
スリラー映画というものは、危機が迫る主人公を自分の事の様に思って「ハラハラ」を楽しむのが醍醐味だと思います。
この映画は全編を通して主人公のアレックスが堅気じゃなさそうな集団に追われるのですが、その前にアレックスは冒頭で銀行強盗をしちゃってます。単純な理屈、銀行強盗犯とそれを追うちょっと乱暴な人達だったら、どちらかと言えば正義は後者で前者は悪になりますよね。悪者に迫る危機を自分に迫る危機の様に思える筈も無く、ピンチに陥いた時のアレックスを応援するどころか、逃げ延び、敵を打ちのめす度に残念とすら感じる。
とは言え、ただの屑を主人公にしたノワール作品、という様な雰囲気ではありませんので、善悪の立ち位置を完全に勘違いする事は無いと思います。それでも何の説明も無いままここまで話を進める時点で減点確定だなと、中盤まで観た時に思いました。
しかし最後まで観ても説明らしい説明が無く、初めは自分が理解出来なかっただけなのだと考えました。と言うのも、私が理解した通りの内容の映画だとしたら、酷く無意味な情報が多く、要素の繋がりに欠ける意味不明な映画になってしまう為です。存在しない正解を求め、ストーリー説明やネタバレを色々と見てみたのですが、私が理解した通りの内容である事を示すものばかりでした。
結局、アレックスが追われる羽目になった理由にどんでん返しなど無く純粋に銀行強盗が原因でした。そして何か大義があって銀行強盗したのでもない。何やら悲しき過去を持つが、それは追われる羽目になった事にも銀行強盗した事にも関係無い。議員とは因縁がある様だが、議員が利用している銀行を襲ったのは全くの偶然。それなのに正義のヒロイン対悪の組織の構図を演出しようとする。さも因果が複雑に絡み合った話であると見せ掛けようとしてあれこれ設定を増やす。
可愛くてセクシーな主演女優とそこそこのレベルのアクションシーンさえあれば何も要らないという方は満足されるかも知れません。
続編はあるの?
うーん、残念かなあ
BSテレ東吹替版鑑賞。超絶カットしまくりでやや分かりにくかったが、...
キュリレンコ、タマランコ
元諜報員だったアレックス(キュリレンコ)。フラーが襲われたホテルからの逃亡劇。そして強盗仲間の元に逃げ込むのだったが、その彼も殺される。フラーの妻ペニー(サマーズ)に電話して作戦を練るのだが、そこも襲われる。悪の一味はそれまでの死体を片付けるために焼却場に向かい、アレックスもその場に忍び込むのだが、捕まって拷問される。
結局ダイヤは偽物だったのか?と、最後にはどうでもいいようなストーリーになっていた。USBに記録されていたのは9.11のようなテロを仕掛け、自作自演によって自分も議員の地位を保守しようと企む上院議員(モーガン・フリーマン)の存在。最後にはまたアレックスが活躍するんだろうけど、そこまでは描かれてない。
ストーリーも編集もわかりにくいところがあったけど、アクション、カーチェイスとかなり楽しめる作品だ。
アクションもいいけど美しいですな
オルガ・キュリレンコは美しい
元モサドのアレックス(オルガ・キュリレンコ)は銀行強盗に加わるが、盗み出したダイヤよりも同封されていたUSBメモリーに重大な秘密が隠されていた。
アメリカの殺し屋に命を狙われ、逃げ回るが遂に捕まってしまう。
大のお気に入り、オルガ・キュリレンコがカッコイイ。
果たして続篇は作られるのでしょうか?
ツッコミどころはあるけれど・・・、不屈のヒロインの壮絶な戦い。
【賛否両論チェック】
賛:次から次へと展開される怒涛のアクションが圧巻で、思わず息を飲む。強敵の刺客を前にして、主人公がいかに反撃に転じていくのかに、ハラハラさせられる。
否:謎が残る伏線が多いので、納得出来るかは観る人次第。設定にツッコミどころも多く、グロシーンもかなりある。
アクションはかなり迫力があります。息もつかせぬ壮絶なアクションが、次から次へと繰り広げられ、圧倒されます。不測の事態に巻き込まれた伝説の元諜報員が、迫る追っ手を巧みに交わしながら反撃に転じていく様子は、観ていて痛快で手に汗握ること請け合いです。
ただ一方で、設定やストーリーにはやや無理があるように感じてしまうほか、最後まで説明されない伏線も多く、
「あれ?これは・・・こういうことだったの?」
と自分で想像するしかないので、少し消化不良感も残ります。
あまり深く詮索するよりも、純粋に圧巻のアクションを堪能した方が良い、そんな作品といえそうです。
都市伝説アレクシア
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