アスファルトのレビュー・感想・評価
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(タイトル分からない)
なんだろうなー、面白かった。
無機質な中に、静かに進む時間と人間の熱。
アスファルトに対比した人々の生活と不思議な空気間に、クスクスとしながら暖かみを感じた。
何かを伝えようとしているようで、していないような。
団地の中の3つのお話。イザベル・ユベールの少年の持つカメラの向こう...
団地の中の3つのお話。イザベル・ユベールの少年の持つカメラの向こうに語りかける顔が素晴らしくて。宇宙飛行士のストーリー、ちょっと可笑しくてかわいいんだなぁ。あー、クスクス食べたい。こういう映画好きだ。
ありえなそうでありえそうで
無機質なアスファルトのかたまりの中でも、人は生きていて、交じり合う。そこに、「NASA」という非日常的なアクセントが突拍子もなく切り込んでくるので、ダラダラしない。
引っ越してきたお隣の女優でも、夜勤の休憩中に偶然はちあった侵入者でも、いつもの日常をがらりと変える出会いは、どこにでもある。
そう思えば、空からNASAの宇宙飛行士が落ちてくる…なんてことも、100%、ないとも言い切れない気がしてくる。
ありえなそうと、ありえそうのバランスが絶妙。
宇宙飛行士とアラビア系おばちゃんが、言葉の壁を超えてだんだんと通じ合っていく過程、じんわり幸せな気持ちにさせてくれる。宇宙飛行士の目がだんだん、柔らかくなっていくのがよくわかる。
しかしおばちゃんおしゃべりだな〜w
イザベル・ユペールは大女優の風格全く消し去り、落ちぶれ女優を完璧に演じていてさすがな貫禄…貫禄、すら見せてないけどw
相手役の若者もよかった、若いけど深みと影のある、出しゃばらないのに存在感のある演技。今後が楽しみです。
若いがガキっぽさは無く、少し老いても女性らしさは無くならない、この2人を見ていると、歳の差40歳とかのカップルも全然不思議ではないなあ。
最後の最後、音の主は結局、そんなもんだった、てオチも良い意味で肩透かし、そう、そんなもんなんだよ(誰かちゃんと閉めて!)
日本化か
公営団地?アスファルトの独特な雰囲気って日本映画からすれば今更って感じもあるけど、フランスからもこんなの出てきたんだなぁ、と時代を感じる。OSTがないことはどうなのか。静かな緊張感に引っ張られて観やすい感じもしたけど、個人的にはあってほしい。ちょい卑怯かな。
プロットに期待してはダメ
郊外のフラットに住まう人々の作為がなんとも仏製映画の間とテンポで描かれている。
それぞれの住人のエピソードが最後には収斂されていくのか・・・と危ぶんだところで、彼らを繋ぎ止める素材を明かすのみに終わる。
多くは語らないところにこの作品の鑑賞の余地があるのではなかろうか。
団地の住民それぞれを描写、そこにそっと愛が寄り添う作品になっていま...
団地の住民それぞれを描写、そこにそっと愛が寄り添う作品になっていました。意表を突かれ笑う演出もあり、ピアノの音楽も良い効果で、EDでは通して聴ける。
ほっこりした
ちょっとした時間が空いたので、映画館の時間が丁度あう作品を観た。何の前情報も無く。同じ団地に住む3組の男女が描かれ、基本的に善人ばかりの登場人物なので特に大きな事件はない(宇宙からの落下物は除いて)。誰かと関わりあうことで満たされるものがあるというメッセージを感じながら穏やかな時を得た。
大好き。
ジュール・ベンシェトリとイザベル・ユペールのカップルが大好きたまらん。
もっと眺めたい掘り下げたい。
ほか2組もすごくよかったのだけど、こちら2組はにっこりと微笑みつつ見守る感じ。
フランスの美少年ってあんなに破壊力高いんだね・・・
映画館の雰囲気も手伝ってほんとにいい感じで鑑賞。たらたらしながら所々可愛くて幸せ溢れた映画。
いい感じの田舎にいい感じのボロアパートでたまらんかった。
見上げる灰色の空とか、ギィギィ鳴ってるアレとか、要素の配置も好きでした。
大人の寓話、ってすごくいい響きです。
出会うはずのなかった3組の群像劇
高校生役のジュール・ベンシェトリは、監督の死別した前妻でジャン=ルイ・トランティニャンの娘のマリー・トランティニャンとの間の息子。ジャン=ルイ・トランティニャンの孫といえば映画「EDEN」のロマン・コリンカという俳優もそう。備忘録。
エレベーターからヘリまで?
途中の宇宙船も。爆音の車、何かの不思議な音、暗号のような音の世界が良かった。
音楽もとても良かった。
セリフは少ないが、余計な説明がない分ひとつひとつのシーンに集中できた。
何だか妙な幸福感が漂う映画だった。
大人の寓話
ほんのちょっぴりスパイスを効いたフランス映画らしい大人の寓話
外観は今にも壊れそうに観えるボロアパートなのに
それぞれの室内は結構広くて綺麗で素敵なのに驚いた。
その辺が、日本の団地ものと比べて貧乏臭く見えない要素かな〜。
ポスターにもなってるイザベル・ユペールと青年の話は
流石のイザベル・ユペールがいい味出してて面白かったし
宇宙飛行士とアラブ系移民の人の良いお母さんのとの話も良い。
アメリカの象徴のNASAの宇宙飛行士とアラブ系の移民のお母さん。
運命次第では
もしかしたら殺し殺される関係になっていたかもしれない2人が
親子の情と言う根源なものによって互いを思い合う様がホロリとさせる。
と、ここまで書いて、実は映画冒頭に出て来る
エレベーター男だけは最後まで、納得いかなかった!
我がままなのはまあ、そう言う人もいるだろうと納得。
でも、あのムサいボサボサ頭の男に
なんであの看護婦さんは付き合っているんだろう??
最初は患者さんと間違えるのは解る。
その後、私には最後まで怪しいおっさんとしか見えなかった。
頑張って看護婦さんに合いに行くシーンも、結局は自分のためだけに思える。
せめてラストにアパートのために何かをするシーンとかがあればな〜〜
フランス郊外の古びた団地。一部取り壊しも始まっていてちょっと小汚く...
フランス郊外の古びた団地。一部取り壊しも始まっていてちょっと小汚くて暗い雰囲気なんだけど、フランス映画の不思議なところで、
イザベル・ユペールが住んでいるってだけでお洒落で味のある団地に見えてしまいました。
3組の男女の物語もそれぞれ交わる所はないけれど、外から聞こえる音、共通する登場人物で繋がっている感じが良かった。
それぞれ色々抱えてる日常にクスッと笑えてちょっとほっこりしました。
期待以上の素晴らしい映画、この世界は決して小説や絵画では表現出来ない。
期待以上の素晴らしい映画だったが、館内はガラガラだ。
大都市周辺なら、いまや世界中、ドコででもお目にかかる住宅団地。
壊れかかったコンクリートの箱とゴミの山、昼夜、分かたず疾走トラックの騒音。
そんな世界が舞台だが、作られた映画は静かで柔らかな人間によるファンタジー。
いや、ファンタジーではない、つましく生きる人たちの当たり前の日常だ。
この世界は決して小説や絵画では表現出来ない。
音と映像を巧みに駆使し、作りだしたからこそ描ける世界。
パリ郊外の団地でロケしたフランス映画だが、アラブ人家族やアメリカ人青年も登場する。
三組のカップルが生まれ、ドラマが動いて行くが、年齢差は様々だ。
しかし、この映画はとても良くできた恋物語・集、と言って良い。
シュールだけど心温まる
笑いのツボが日本人向けなのかな?
すごく笑えて、うるっと涙も出てきました。
こういう映画をつまらないと思う人もいるかもしれませんが私は大好きです。
CGまるけの映画とか見飽きちゃったもんね。
かといって、これが邦画になると一気にダサくなる気がする。
団地でも何が違うのかわからないけど、なんかお洒落なのね。なんだろ何が違うんだろ。
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