「苦しい道を選ぶ人」弁護人 ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
苦しい道を選ぶ人
韓国の歴史はいつも韓国映画で初めて知ることになるのですが、盧武鉉の経歴も本作で初めて知りました。今の韓国はイケてる国として若者から人気がありますが、僅か数十年前にはこんな圧政だったなんて本当に信じられません。ソウルオリンピックの少し前の出来事ですよね?
敢えて苦しい道を選んだ盧武鉉。彼の最期を知っているから、観ていて余計に苦しくなりました。そして、ソン・ガンホの演技なくして本作は成立しなかったと思います。これが、本物の映画。
金大中→盧武鉉→文在寅と、何の後ろ盾もなく権力と闘った人が大統領になる韓国は本当に尊敬に値しますよね。我が国はある意味平和だからかもしれませんが、こういう政治家っていない。安倍さんや進次郎みたいなボンボン世襲議員と、彼らは面構えも器もレベルが違いすぎ。だって、民主主義を勝ち取る為に権力に逮捕されたり、殺されかけたり、拷問されたりしてるんですよ。
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