王様のためのホログラムのレビュー・感想・評価
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オープニングだけ抜群に良かった。
だけど…その後があまりにも普通な展開過ぎて拍子抜け。ハンクスの前説とともに家やら妻やらが消えていくシーンは導入部としては抜群に気に入ったんだけどなー。
ただ、歳とって次の人生見つかるのはいいお話だなー、と。
個人的なピークはOnce in a lifetime
予告でOnce in a lifetimeをトム・ハンクスが叫んでいるところを見て、それに惹かれて本編も見に来たわけだが、個人的にはこの映画のピークはそこで終わったような感。
悪いとは思わなかったけれど、冒頭を過ぎると後は惰性で眺めていたように思う。絵もキレイだし、社会的背景も反映されているし、ストーリーに関係なく見続けることはできる。ただ、爆発的な面白さとは縁がない作品。
フリーダムやラブといった要素をじんわりと感じることができるけれども、所詮は金持ちとエリートの話でしかないのかなと思わずにはいられない。
挫折とかビジネス的背景とかあまりにもあっさりとし過ぎていて、それ故に人生挫折してしまった人の物語などとはとても思えなかった。敢えてあっさりとさせて描いているようにも思えたけれど、それが成功していたかどうか微妙なところ。
やたら中国が出てきてそれを批判しているような節も目につくし、かたやイスラム圏との融和とか、あるいは失敗しても自分を信じて我が道を行けば必ず…といったあらゆる事柄が脈絡もなく連なっていて、正直何が言いたいのかよく分からなかった。そんな主張があるような映画でもないと思うけれど──
トムハンクスの無駄遣い
前半がドタバタ喜劇。
後半がラブロマンス。
監督が二人いるんじゃないか?と思うほど、
前半後半の作風が違う。
どこにもフォーカスが強くあたっていないモヤモヤする作品。
宣伝文句の「これぞトムハンクス」みたいな片鱗は見えるものの、そこまでトムハンクスではない。
既存のトムハンクス作品の足下にも及ばない凡作。
3Dホログラム?サウジアラビア?
突然サウジアラビアに出張を命じられたサラリーマンが奮闘する映画。コメディというジャンルらしいですが爆笑シーンはなく、かといって激しい盛り上がりも少なく、結果としては淡々とした雰囲気の映画だったかなあと。
とはいえストーリー展開はそこそこ目まぐるしく、サウジアラビアの雰囲気も味わう事が出来、仕事に恋に家庭の悩みにヤンワリ立ち向かう熟年主人公アランクレイの姿に最後まで飽きることなく鑑賞できました。
まあ一言で言えばトムハンクス版「課長島耕作」って感じなのかなと。
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