劇場公開日 2016年9月24日

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「~「All for you, it's my pleasure.」~」泣き虫ピエロの結婚式 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5~「All for you, it's my pleasure.」~

2016年10月7日
PCから投稿

泣ける

悲しい

幸せ

【賛否両論チェック】
賛:大切な人を笑顔にするため、お互いに独りで背負い込んでしまう2人の不器用な姿が、暖かい人間模様の中で描かれ、思わず泣かされる。“命”と向き合うことの尊さも教えてくれる。
否:展開は単純といえば単純で、淡々としている感は否めない。

 病に苦しむ大切な人を笑顔にしようと、常に笑って頑張り続ける佳奈美と、そんな彼女の想いを痛いほど感じ、彼女を大切に思うが故に、遠ざけようとしてしまう陽介。とかく不器用な愛を紡ぐ2人の葛藤に、思わずウルッと来てしまいます。
 自分の命が自分だけのものだけではなくなった時、そして大切な人の最期が迫った時、どんな気持ちで、どんな想いでその運命と向き合っていけばいいのか。非常に重いテーマではありますが、とても温かくステキな人間ドラマで、その道標を示してくれるようです。
 デートでは勿論、家族や大切な人と是非観ていただきたい、そんな作品です。

映画コーディネーター・門倉カド