「ジャンレノ爺さん」プロヴァンスの休日 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャンレノ爺さん
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高校生の兄姉と7歳の耳の不自由な末っ子の3人が家庭の事情で疎遠な祖父母の暮らすプロバンスの田舎町で夏休みを過ごすことになるお話。
ローズ・ボッシュ監督はプロバンス地方の出身で郷土愛が溢れています、原題はAvis de mistral(ミストラルの知らせ)、ミストラルとはプロバンス地方に吹く強い北風のことらしい。
オープニングから流れる「サウンドオブサイレンス」をはじめサウンドトラックが素晴らしいし、風景もしかり、最後はハッピーエンドなのですが前半はジャンレノ演じる頑固爺さんと年長の孫たちとの世代間ギャップや土地柄の違いで終始ギクシャクしているので辛かった。強面の役の多いジャンレノさんの意外な側面、実に良い味出してくれていました。複雑な家庭環境などシチュエーションが多少強引ですが孫はかすがい、最後は父娘の再会と和解、ほのぼの、良作でした。
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