Every Day
劇場公開日:2016年7月23日
解説
これまで数々の短編作品を発表し、国内外の映画祭で高評価を得てきた手塚悟監督の長編デビュー作。音楽家・haruka nakamuraの楽曲「every day」に着想を得た手塚監督のオリジナル脚本作品で、何気ない日々の積み重ねの中で人が何を思い、生きるのかをテーマに描いた。ある朝、晴之の目の前に、交通事故で昏睡状態になったままのはずの恋人・咲が現れる。咲は「1週間だけ時間をもらった」と言うが……。主演は劇団「ヨーロッパ企画」の俳優・永野宗典、共演に映画やCM、舞台等で活躍する山本真由美。作品誕生のきっかけとなったharuka nakamuraが音楽を担当している。
2015年製作/95分/日本
配給:TEDOYA TOGO
スタッフ・キャスト
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2022年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
タイムループものを期待して観たのですが、途中からは幽霊もの?ともとらえつつ、想像してたのとはちょっと違ってた。生きているうちにしなければいけない毎日のこと。若い人に向けたメッセージのようにも思えるし、歳を取ると、なぜか懐かしい日々を思い出すような、そんな可愛らしいアルバムを見せてもらった気持ちになった。
弁当を中心にした小編を積み重ねて、最後には「死」の覚悟が重くのしかかってくる。職場の仲間たちが中心となるので、昏睡状態にある咲への想いと仲間の優しさが心に響く。ただ、離婚式なんて要らないし、皮肉のように思えて戸惑ってしまった。
そして、吉田さんが神様だってエピソードはとても良かった。飲んでる人たちがみんな本当に飲んでるようでビックリした。
MONDAYはいつの月曜日なんだろう。
彼女が事故にあった次の日。ではないよね。
ある程度時間が経った月曜日?
だとしたら三井のリアクションがおかしいね。
次の日だったら同僚のリアクションがおかしいね。
TUESDAY。
半信半疑なまま無駄に過ごす。
WEDNESDAY。
やっと二人の時間を取り戻そうとする。
「おかえり」に「ただいま」と返せない日常。
THURSDAY。
進もうとする生活と、思い出に変わりつつある彼女。
FRIDAY。
写真の中に彼女はいない。やっぱりオレの妄想か。
SATURDAY。
突き付けられる現実。やっと本音が伝えられた。
それと、「おかえり」って言ってあげないとな。
「ただいま」
「おかえり」
「ありがとう」
「おはよう」
「おやすみ」
そんなダラダラした毎日を大事にしよう。
と、思った。
そんな映画。
あと、音楽がとても良い。
あまりに良すぎて映画としてマイナス。
2021年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
また、それぐらいしか売りはないんじゃないかと思って見続けたが、残念ながら全く泣かなかった。
2021年8月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
男として主人公の三井という男がなぜモテるのか解らないが、世の中そういう事らしい…。
一般的にはとても寂しかったり、切なかったりするシチュエーションを無理ぐり笑いながら、痛い笑いで収めている。
大切な事は、当たり前。
当たり前という幸せはそこに…。
映画そのものの内容よりもharuka nakamuraが音楽監督を務めているというだけで、飛び付いた映画だ。是非とも音楽にも耳を傾けてもらいたい。