「美女サーファーの臨場感溢れるサバイバル劇」ロスト・バケーション みかずきさんの映画レビュー(感想・評価)
美女サーファーの臨場感溢れるサバイバル劇
鑑賞前の予想とは違っていたが、期待通りの作品だった。本作の主人公はビキニが似合うスタイル抜群の美女サーファー。サーフィンをしている時にサメに襲われ、負傷するが、何とか浜辺近くの岩場に避難する。浜辺は目の前。岩場が消失する満潮になるまでがタイムリミット。主人公は、果たして、タイムリミットまでに、サメの襲撃を掻い潜って浜辺に辿り着くことができるのかという極めてシンプルな設定の作品である。
全編、殆どカメラは主人公に密着しているので、ドキュメンタリーのような雰囲気があり、我々観客も主人公とともに、サメの脅威に晒されながら、海を漂い、サメを撃退していくという感覚に陥る。臨場感が半端なく、その分、サメの脅威もとてもリアルであり、身震いする程の強い恐怖感を覚える。
冒頭でサーフィンを楽しむ主人公を捉えるカメラアングルが斬新である。主人公を飲み込んでしまうような大きな波、海中からのサーフィン映像によって、我々もサーフィンを体感した気分になる。主人公の美しい肢体も十分に堪能できる。その後に起きる主人公の悲劇を際立たせている序章である。こんなに美しい女性が・・・と思わせるに十分な効果のある巧い序章である。
設定がシンプルであるが故に、主人公の選択肢は限られるが、それでも主人公は、少しでも可能性のあることなら何でも貪欲にトライしていく。負傷した足も荒っぽいやり方で治療してしまう。トライに失敗してサメに襲われそうになってもトライをやめない。しかし、サメの破壊力は凄まじく、さすがの主人公も万策尽きたかと思われた時、起死回生の方法でサメを撃退していく。
本作は、サメが売りではなく、主人公のサバイバル劇という印象が強い。最後の最後まで、主人公は、生き延びることを決して諦めずサメに挑み続ける。本作はエンターテイメント作品として十分に面白いが、極限状態に置かれた時、諦めないことが如何に大切なのかを教えてくれる作品でもある。
みかずきさん
ご覧になられたのですね。
(≧▽≦)
確かに
ドキュメンタリーのような雰囲気ありますよね。
怪我して痛いシーンもリアルでした。
>極限状態に置かれた時、諦めないことが如何に大切なのかを教えてくれる作品でもある。
本当にそうですよね(^^)
医学の知識があるヒロイン設定も
良かったと思いました(^^ゞ
みかずきさん
ステキなレビューを
ありがとうございました。
ブレイクちゃん、ファンの私でした。