「1人に憧れていたのに・・つまんない。」ロスト・バケーション shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
1人に憧れていたのに・・つまんない。
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映画「ロスト・バケーション」
(ジャウム・コレット=セラ監督)から。
監督は、この作品を通じて、何を伝えたかったのか、
正直、わからなかった。(汗)
前半は、美人のサーフィン映像満載でウキウキし、
後半は映画「ジョーズ」を彷彿させる、
海、サメの恐怖なんだろうけど、ドキドキしなかった。
満潮・干潮の時間を意識し、サメの動きを観察しながらも、
岩礁の上で、一人ぼっちの夜を過ごす主人公の心の変化が、
遺書とも思えるビデオレターに込められている。
「パパ、クロエ(妹)」と画面に向かい話し始め、
出来るだけ人との接点を避けていた彼女が呟いた、
「1人に憧れていたのに・・つまんない」と。
「本当は一人じゃないわ、カモメが友達になってくれた」とも。
若い人たちは時には「家族」「恋人」「兄弟姉妹」「友人」などの
人間関係が煩わしく感じられて、1人になりたがる。
それを否定するつもりは毛頭ない。
しかし、最後には「人間は一人では生きられない」と気付く。
この作品は、その気付きだけで、いいのかもしれない。
P.S.
あんな怖い目にあったのに「1年後、テキサス」で、
「父親の見守る中、妹と波乗りに海に向かうシーン」に、
一気に冷めてしまった私がいる。リアル感ないなあ。
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