ラサへの歩き方 祈りの2400kmのレビュー・感想・評価
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すごい映画だ! 美しく厳しい、圧倒的大自然! その厳しさをものとも...
すごい映画だ!
美しく厳しい、圧倒的大自然!
その厳しさをものともせず共に生きる人々。
生まれる・生きる・と死を、子供でも分かるようにやさしく描かれる。
歩くのも過酷な2400kmを、6歳くらいの幼子までもが「五体投地」という屈伸運動をしながら
8か月余りかけ、神仏に感謝し、全ての困難にも喜びをもって歩んでいく!
服も靴もボロボロになる。
●事故にあった。 車をなくしても押していき
●資金が尽きた。 数か月働いて貯める
●出産する人がいたら待って応援し(出産シーンも上手に映っている)
●長老が亡くなっても幸せを念じて前に進む。 決して悲観しない
どんな困難でも、絶望しないで、のんびり。 (これもすごい)
前向きに、皆で力を合わせて乗り越えていく。
チベットの人の凄さを見た。
信仰心は、人の心を優しくし、さらに強くする。
特に都に遠い人ほど驚異の強さで、自然への畏怖からか信心深いと感じた。
実際によくある光景を、わかりやすいように映画にしてくれている。
チベットへは、簡単に行けないし、長期間滞在できない。 巡礼にはもっとついていけない。
しかしこの映画で、チベットの人々の素晴らしさを垣間見た。
チベット旅行、数百万の価値がある。
他のチベット映画全てを見たいと思い、出町座の会員になった。
(実質800円くらいで見れるようになるから)
3000万人動員した?という映画。
この映画は、人間の潜在意識を刺激して、奮い立たせる
心理学的なすごい作用を持つ! 見た後に動くと成功するはず。
子供たちや、特に悩める人、受験生に見てほしい
こんな良い映画をやってくれた映画館に感謝します。
ただ聖地を目指し巡礼の旅をするだけの、純粋で気高い信仰心。
先日の『ダライ・ラマ14世』のなかで、初めて五体投地で聖地ポラタ宮への巡礼へ向かう熱心な信者たちを見た。だけどあそこに出てきた信者の行程はたしか3日だった。
こちらはなんと、1年近くもかけて1200km先のラサへと向かう。1200kmって東京福岡の距離。ちなみに四国八十八か所のお遍路も1200kmだそうだ。それをただ歩くのではなく、五体投地をするっていうのだから気が遠のく思いがする。だいたい、1日10kmくらいしか進まないのだから。
途中、多難を極めようが、いたって慌てず騒がず、全てを受け入れていくニマたち一行。トラクターがオカマ掘られようが、相手を責めない。おまけにズルなどせず、荷台を引っ張った後にもう一度五体投地でやり直す。オジサンが亡くなろうが泣きわめくこともなくむしろカイラス山の麓でよかったね、と言う。なんと敬虔な信仰心であろうか。こちらの心が洗われる思いだった。
ラサに着いてからだって、労働を厭わず資金捻出に精を出す。地元の子とちょこっと仲良くなるところは健全な若者らしく、とりわけ禁欲的なわけではないよと言いたげだった。そして当然のように、じゃあカイラス山も行こうというのだが、これがラサからさらに1200kmなのだよ、すごいよまったく。
見た後、さすがに五体投地はしないけど、一度、ポタラ宮をお参りしたいという思いを強くした。おそらく、ポタラ宮に感激をするのはもちろん、ニマたちのような巡礼者を目の当たりにすることで、特別な何かを感じることができるような気がするのだ。
この映画はドキュメンタリーではないが、それに近いくらいのリアルがある。それで、この映画の背景を知りたくてパンフレットを買ってみたが、正解だった。キャスト選びの裏話など必読。
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