グッバイ、サマーのレビュー・感想・評価
全47件中、21~40件目を表示
自分で描いた絵ではヌケナイヨ
ちっちゃいからミクロなんてあだ名を付けられている中学生の、性への関心の持ち方が可愛い。
描くことが大好きな彼は、裸の女性が脚を開いている自作の絵を自慰に用いようとする。だが、うまく目的を達せられず、そのことを親友に相談する。
相談された親友のほうは、まさかネタが自分で描いた絵だとは思わないから、真面目にそれが体調や精神状態にもよるのだと助言する。
この可愛らしい行き違いは、やはりコミュニケーションが密だからこそ起きるのである。
普通、言葉の行き違いや意味の不足は、交流の希薄な間柄に起きやすい。しかし、彼らのこの誤解を面白くて愛しく感じるのは、彼らが恥ずかしくて他の人には話せないことを口にするほどに親密だからだ。
それにしても、自分が描いた絵をズリネタにするなんて。あり得ないよ。インターネットがなかった時代の中学生はかくも可愛いものだった。
なんだか不思議な映画
あらまあ、なんだか不思議な映画だった。
女性監督が撮った男の子のロードムービーなのかなと感じた。
感情移入はないまま、うとうとしながら見ていた。つまらないわけではなく、テンポも悪くない。あくまで俺は感情移入できないタイプだっただけ。主人公二人も、中学生らしい熱病時代だけど、二人とも魅力的。
評価を読んできた。
外れ。ミシェル・ゴンドリー監督の自伝的作品とのことでした。
それが女性の好む話、映像になってこの評価って感じかな。
ダーリン
少年×ロードムービー=最高
14歳ならではの性、家族との接し方、周囲から自分がどう見られているか、ここら辺が緩いながらも的確に描かれていて、ほっこり度今期ナンバーワン。
また出てくる少年少女が全員とんでもない美男美女で、目の保養ムービーとしても抜群。
日曜の昼に見るには最高だった。
94
スタンドバイミー
なんとなくスタンドバイミーを感じさせつつも、中2病が見事に描かれている映画。
クスクス笑えるシーンから、考えさせられるシーンも多々。
ダニエルが髪を切りに行くシーンなんて、もう最高の一言。
そして切った髪を見てテオの返しはもっと最高。
映画を通してテオの返しはプラスな発言や馬鹿にしつつも笑える内容が多くてとても見習いたい。
途中日本人も登場するのでニヤニヤします。
原題のほうがよかったかもね
テオ、ダニエル両方の家、予告だけ観てたら二人ともひとりっ子でダニエルはひ弱なやつなのか?と思ってたらダニエル活発!しっかりしてる。
どちらのお母さんはやっぱりお母さんだなー!
兄弟もすごくわかる!
フランス語、聞いていて全くわからないけどいつも耳に心地よい。
中華街?朝鮮人街?日本人街?たぶんフランスではまだごっちゃの認識なんだろなあ、なぜあそこ日本語出てくる^^;
すごくおもしろかったです!
演技 いい
素人だから?なんか自然な演技 カメラまわってるのよねー と何度も感じた
どちらも可愛いのに適度にくずれてるとこも愛くるしい
ダニエルがおっきいほうしに走り去るとこがいちばんよし
そして、やるよねやるよねやっぱりねの期待のうらぎらなさ
マンガのような展開の数々
チケットゲットのくだりとか
14歳のおバカさかげん ナルシストかげん
なんであの床屋さんに入ったかねえ
みんな好き
オドレイトトゥのママの鈍感さもおもしろい あの絵に触れてはいけなかったよね
邦題も少しひねって欲しかった
ガソリンとゲイジュツカでいいじゃん
フルーツ・ビターチョコレートな余韻
自作の小屋に車輪と50ccのエンジンを積んで少年二人が旅に出る。ハウルも驚くおとぎ話のようなプロットの中にユーモアやセンチメンタリズムをねじ込んでくる、そんなミシェル・ゴンドリーの手腕は今作でも健在だ。
家や学校では、はみ出し者の二人が廃品で車を作っちゃうワクワク感、道中で巻き起こるドキドキ感。それなのに、彼らの旅の出来事を周囲の人が知る由もない切なさと言ったらない!
過度に誇張し過ぎない演出はお見事だし、トンでも珍道中でありながらも、地に足がちゃんと着いた仕上がりになっている点に好感が持てる(散髪シーンは爆笑)。何よりも移動手段を動く家にしたおかげ、終始ウィットに富んだ会話劇が続くのが、実に微笑ましい。
旅が終わり、夏が終わり、成長した少年の背中は何を語るのか?甘酸っぱくも、少し苦い、そんなフルーツ・ビターチョコレートのような余韻をしばし味わっていたい。
ロードムービーっちゃロードムービーですけど
ミシェル・ゴンドリーが、14歳(=中2)が主人公の青春映画を撮ったということで、観に行ってきました。
これは良い。永遠に終わらないで欲しいと何回も思う瞬間がありました。
それを終わらせないと青春映画にならない訳ですが、ラストシーンも良かったです。
こういう映画は終わらせ方が大事。分かってるよ、ゴンドリーさん。
60点
14才、大人でも子供でも無い絶対的に「周辺」な思春期。女っぽい外見・機械オタクが拍車を掛ける。冒険を通して意味/無意味とは違う非意味(ナンセンスの領域にaccess.
さすが仏映画、ロマンスの描き方は素敵
コメディーとして見よう
期待はずれだった。
映画の中のリアリティーが感じられず、どうにも入り込めなかった。
コメディーとしてすっ飛ばせれば良かったのだが、ロードムービーとして見たからか、引っかかってしまい、違和感から集中できず、つまらないなと感じてしまった。
そういうシーン、言動が多々あった。
たとえば、実年齢よりもずっと幼く見られる少年が風俗店に入ることができるとか。
すぐ殴ることとか。自転車を蹴倒すとか。
でもラストシーンは好き。
三つ数えて七つ数えて無限
振り向かない主人公。
ラストであの娘が全部持って行く。
主人公が容姿に声と可愛くてキャラもナイス。
少年の友情物語に恋愛とロードムービーに冒険とチョイ恋愛要素が足りない気も。
どこに焦点を当てたいのか解らなくなる。
アメリカ映画にありそうな題材だがフランス映画で時代は80年代?
相方の革ジャンやPUNK描写がそんな雰囲気。
アジア人街に彷徨うが日本語で話す女に違和感を感じる。
男連中は日本人顔では無いしハングル文字だらけだし。
ラストに振り向いていたら何かが変わった人生だった筈!?
こうやってフランス人は大人になっていくのかな。
どんな国にもイジメや家庭不和はあるのだろうけれど、彼らは14歳の頭で考えて決断して行動している。何でも助ける、手を差し伸べる日本とは違うのだなと改めて感じました。
笑える箇所も意外にあって、フランス映画のまったり感もなく。Audrey Tautouが一見おばさん風なんだけど(笑)、でもやっぱりチャーミング。
風俗店のシーンが、日本人として「うーむ」と思ってしまいましたが、それを除けばとても素敵な作品でした!後でメイキングも観ましたがそれも良かったです。
全47件中、21~40件目を表示