「愛衣(伊藤沙莉)のむきだし」獣道 Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
愛衣(伊藤沙莉)のむきだし
亮太(須賀健太)視点と愛衣(伊藤沙莉)視点のダブル主演の青春映画。
本作は94分しかない映画なのに、『愛のむきだし』(2009年/園子温監督/本編237分)を鑑賞したくらいのボリュームを感じた。
愛衣のモデルになった女優さんもこの映画に出ている(監督・脚本の内田英治氏による)ということだが、それが誰なのかは不明。正直言って愛衣というキャラクターが魅力的というよりも、愛衣に扮する伊藤沙莉さんに魅力を感じる映画に仕上がっていると思う。
地方都市のヤンキーたちの喧嘩シーンはマイルドで、あまり笑えないけどギャグ寄りな描写でコミカル。煙草ではなくチュッパチャプスがトレードマークのでんでんさんが扮するヤクザが結構好きなキャラ。
愛衣が乳房をむき出しにする場面は驚いたし引いた。伊藤沙莉さんのオッパイを見せてくれたことは嬉しいけど、悲しいシーンだから複雑な心境になった。
ラスト、ハッピーエンドとは認めたくないけど、幸せというのは本人が思うことであって、人が決めることではない。愛衣が幸せならそれでいい、と思うことにする。
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