ランデヴー(1976)のレビュー・感想・評価
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最初から最後まで観ていて心臓に悪いです
早朝のパリ市内を舞台に、猛烈なスピードで疾走する車からの車窓を、最初から最後まで一人称のカメラ視点で撮影しただけの映画。
僅か9分の短編だけれど、赤信号は無視するし、道路を横断する人、駐車している車、交差する車などが障害物になって、最初から最後まで観ていて心臓に悪いです。
冒頭に「特撮や画像加工を一切していない」との説明が字幕で入るけれど、本当のところはどうなのでしょうか。
全編が、エンディング数秒の逢瀬の伏線になっているのがお洒落。
起○○結
4コマ漫画ならぬ、2コマ漫画。
爆走するフェラーリ(実際にはエンジン音だけ)で、パリの街中をとにかくぶっ飛ばすだけの映像。昔の映像なので、いろいろ珍しいものが写っていたり、法的にアウトな映像も辞さず、走る走る。
見ているうちに、悲劇的な結末をどうしても想像してしまい、だんだん気持ち悪くなってくるので、用意された結末には、誰でもホッとするんじゃないだろうか。
76年に発表されたらしいので、『スターウォーズ』よりも古い作品ということは、デススター攻略や、スターデストロイヤーの進撃シーンはこのフィルムに影響を受けているのかも。
いまなら、衝撃映像として、YouTubeなんかで公開されているドライブレコーダーに見ることの多い映像で、好き好んで見ようとは思わないが、一度目にしたら絶対に最後まで見終わらないと気が済まない映画。それだけは間違いない。
危険ですからマネをしないで下さい。
早朝のパリを、力強いエンジン音を鳴り響かせながら、猛スピードで駆け抜ける車。
エトワール広場、シャンゼリゼ通り、コンコルド広場、ルーブル宮という、言わば目抜通りを疾走。
マドレーヌ寺院へ踵をかえし、北駅付近だろうか裏町を通り抜けて、モンマルトルの丘で車は止まる。
その間、約8分間カット無し。
車はノンストップ。赤信号をいくつか突破し、対向車線を逆走することも。
当たり前だが、CG などではない。
危ないからマネをしないで下さい。
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