疾風ロンドのレビュー・感想・評価
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笑える
さらっと見るには丁度良いコメディ映画。
研究員の栗林は妻を亡くし中学生の息子と2人暮らし。
研究所の極秘任務により長野のスキー場へ息子と出かける。細菌を速やかに回収すべくゲレンデを探し回る栗林だが、足を痛めスキーが出来なくなる。
救助隊員とスノボのオリンピック候補に助けられ細菌を無事に回収。となるのだが…
細菌を持ち出し隠した犯人が事故死して埋めた場所がわからなかったり、隠した場所の目印のぬいぐるみが家族で名古屋から来ていた子供の手に渡っていたり、細菌の横取りを企む研究員兄妹がいたりと右往左往しながら話は進む。
見所はやはり疾風スキー、スノボシーン。
林の中をすり抜ける圧巻の滑りに大興奮。
阿部寛のボケぶりも期待を裏切らない。
最後は父と息子の絆で締めくくり。
格言!
正しいフォームの人の後ろを滑れば自然と正しいフォームが身につく。
なるほど!親の正しい姿を子供に見せなければと栗林は全てを公表する決心をする。
もっと映画を楽しもう。
どんと来い生物兵器探し!
原作は東野圭吾。
医科学研究所から恐ろしい生物兵器が盗まれた。犯人である元研究所員は事故死。
隠された場所は、野沢温泉スキー場。
タイムリミットは、4日。
拡散すれば、大勢の犠牲が出てしまう…。
果たして生物兵器を見つけ出し、この危機を回避する事が出来るのか…!?
笑撃のサスペンス!
…え?
あ、うん。そうそう。
“笑”撃のサスペンス。
予告編通り、確かにこれ、コメディ。
コメディ要素6割、サスペンスやドラマ要素含めて4割と言った所か。
シリアスな作風多い東野圭吾作品の中でも、肩の凝らない娯楽作。
責任取りたくない所長に押し付けられて、探しに来た栗林。
ところが相手は雪山。雪にハマり、女の子には毒づかれ、靭帯痛めてしまう始末。
で、パトロール隊員に生物兵器がワクチンであると嘘ついて探して貰う事に。
最後の最後に男気見せるまで、ほとんど何もしてない主人公。
阿部寛が安定のコミカル演技。
生物兵…いや、ワクチン探しに協力してくれるのは、パトロール隊員の根津と、スノーボードのオリンピック女子を目指す千晶。
ドドメ色の帽子の怪しい男も狙う。
そこに、
連れてこられた栗林の息子。
スキーが得意な地元の女の子。ゲレンデでゴーグルを外して魅力倍増しの彼女に一目惚れ。(この娘、可愛かったね)
その女の子の同級生と、店を営む家族。
それから、アットホームな家族。
関わりなさそうな人たちも巻き込んで、生物兵器の行方は二転三転。
軽快な展開は見てて退屈はしない。
ムロツヨシvsF○○K大島優子の雪上チェイスはなかなかのスピード感。ま、本人がやってる訳ではないだろうけど。
終盤、栗林とその息子、とある家族の浪花節。
ここで涙を誘って(誘われなかったけど)、二転三転した生物兵器の行方も一件落着かと思いきや、最後にまた一騒動。
…と思ったら、ナイス息子!なオチ。
つまらなくはなかったけど…
結局最後までサスペンスらしいサスペンスは盛り上がらず。
ドラマ的にも普通。
ゆるい笑いに滑れるか滑れないかの、雪山珍騒動であった。
普通かなー
シリアスなのにコミカル。シュールな笑いに包まれた、異色のミステリー!!
【賛否両論チェック】
賛:しがない研究員が、“スキー場に隠された生物兵器を探す”という突拍子もない事件に巻き込まれ、奮闘する姿が、シリアスな中にも非常にコミカルに描かれていくのが印象的。心が離れてしまった父と子の絆の修復にも注目。
否:終わり方はやや拍子抜け感が残る。笑いも結構シュールなので、人によっては面白くないかも。
“生物兵器を巡るサスペンス”というと、かなりシリアスなものを想像してしまいますが、こちらの内容はかなりコミカル。ダメダメな窓際の主任研究員が、ひょんなことから生物兵器の回収を任され、空回りしながらも周りを巻き込んで奮闘する様が、ユーモアたっぷりに描かれていきます。
同時に、距離が出来てしまった中学生の息子との関係の修復も、この作品の魅力の1つ。お互いに素直になれない父と息子が、事件を通して時にぶつかり合いながら、次第に家族としての絆を取り戻していくのがステキです。
シュールな笑いも結構あるのと、ラストがやや尻すぼまりな感はありますが、スノーボードの魅力も存分につまった異色のミステリーです。是非ご覧下さい。
映画はいいなぁ。
期待値は高くなかったのだが、映画に対する渇望ゆえに観ることにした。
空腹のときには何を食べてもおいしく感じられるのと同様に、映画もそうであるらしい。
もはや客観的には語れないことをお許しいただいて、以下感想である。
サスペンスの構成が簡素なのだが、それでも全編を引っ張っている。これはやっぱり東野圭吾の功績ではないかと思われる。
根津(大倉忠義)と千晶(大島優子)があんなに一生懸命になれるモチベーションの有り様には違和感があるし、例の炭疽菌が入っているビンは10℃を超えると割れるという枷がまったく効いてないうらみはあるが、それでもよくできていたと思う。
ミステリーは複雑であればあるほど、解けた後の快感があるし、我々はそれをこそ望んでいる。
本作はそんなに複雑ではないし、解決後の爽快感も薄いのだが、それでも好ましい作品に思えた。
吉田照幸監督のストーリーテリングのうまさは並みではない、ということか。
やっぱり、映画はちゃんと観ていかなければ、作っている才能ある人々に申し訳ない。
まさかこういう。
予告は確かにふざけていたが、まさか東野圭吾原作なんだからと
タカをくくっていたら本当にそのまさかが当たってしまった作品。
いや、まぁ…阿部ちゃんは確かに似合っているし、以前やってた
ドラマや映画のキャラも踏襲している。監督があまちゃんなどを
手がけてきた人なので納得といえばそうか。劇場は終始オバサン
たちの笑いの巣窟と化し、あっちでゲハゲハ、こっちでアガアガ、
どんな生物と一緒に鑑賞しているのか分からない恐怖空間だった。
(しかも私には笑えなかったし)あー失敗した!!と思ったのだが、
主人公阿部ちゃんに代わって大活躍するのが中学生(役)の若手陣。
大きくなったな~濱田龍臣くん。彼が父親に対して反抗的な態度
をとるのも頷けるし、そもそも彼が最大の功労者となるのは驚き。
レストランを営む一家や彼に協力する女子などの登場人物が多く、
アイドル二人も楽しませてくれるが、しかしどの場面も重要とは
思えないほど恐ろしくゆるい。極めつけは驚愕のオチに集約され
いったい原作はどんな展開を見せたのかと久しぶりに気になった。
(ムロツヨシなんて最後までそのもの。柄本明はしつこくやりすぎ)
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