疾風ロンドのレビュー・感想・評価
全136件中、41~60件目を表示
コメディ×サスペンス
タイムリミットが近づくにつれて、増していく焦燥感。スキーで滑るシーンは本当に滑っているかのような疾走感が出ている。時折、阿部寛の面白さが加わり、コメディ×サスペンス作品となっている。
笑える
さらっと見るには丁度良いコメディ映画。
研究員の栗林は妻を亡くし中学生の息子と2人暮らし。
研究所の極秘任務により長野のスキー場へ息子と出かける。細菌を速やかに回収すべくゲレンデを探し回る栗林だが、足を痛めスキーが出来なくなる。
救助隊員とスノボのオリンピック候補に助けられ細菌を無事に回収。となるのだが…
細菌を持ち出し隠した犯人が事故死して埋めた場所がわからなかったり、隠した場所の目印のぬいぐるみが家族で名古屋から来ていた子供の手に渡っていたり、細菌の横取りを企む研究員兄妹がいたりと右往左往しながら話は進む。
見所はやはり疾風スキー、スノボシーン。
林の中をすり抜ける圧巻の滑りに大興奮。
阿部寛のボケぶりも期待を裏切らない。
最後は父と息子の絆で締めくくり。
格言!
正しいフォームの人の後ろを滑れば自然と正しいフォームが身につく。
なるほど!親の正しい姿を子供に見せなければと栗林は全てを公表する決心をする。
もっと映画を楽しもう。
東野圭吾の作品をここまでコメディ満載で映画化したことを評価します。
劇場でも大笑いしてしまいましたが、改めてDVDを観てさらに大笑いと伏線の良さに気がつきました。特に原作と違うフランクフルト。
監督の演出にもこだわりを感じました。
あまりにも低評価なのでレビューを書きました。
白銀ジャック、雪煙チェイスの映像化も期待しています。
根津とちあきのラストは、コメディではなくシリアスにして欲しいなぁ〜。
阿部ちゃんおもろ
家族とかチャレンジがテーマかな。東野圭吾の原作の方はいいのかもしれないけど。あまり心に響かなかった。生物兵器だが、スキー場の低温ならアクティブにならない気がすると思って見てたからかな(^.^)
どんと来い生物兵器探し!
原作は東野圭吾。
医科学研究所から恐ろしい生物兵器が盗まれた。犯人である元研究所員は事故死。
隠された場所は、野沢温泉スキー場。
タイムリミットは、4日。
拡散すれば、大勢の犠牲が出てしまう…。
果たして生物兵器を見つけ出し、この危機を回避する事が出来るのか…!?
笑撃のサスペンス!
…え?
あ、うん。そうそう。
“笑”撃のサスペンス。
予告編通り、確かにこれ、コメディ。
コメディ要素6割、サスペンスやドラマ要素含めて4割と言った所か。
シリアスな作風多い東野圭吾作品の中でも、肩の凝らない娯楽作。
責任取りたくない所長に押し付けられて、探しに来た栗林。
ところが相手は雪山。雪にハマり、女の子には毒づかれ、靭帯痛めてしまう始末。
で、パトロール隊員に生物兵器がワクチンであると嘘ついて探して貰う事に。
最後の最後に男気見せるまで、ほとんど何もしてない主人公。
阿部寛が安定のコミカル演技。
生物兵…いや、ワクチン探しに協力してくれるのは、パトロール隊員の根津と、スノーボードのオリンピック女子を目指す千晶。
ドドメ色の帽子の怪しい男も狙う。
そこに、
連れてこられた栗林の息子。
スキーが得意な地元の女の子。ゲレンデでゴーグルを外して魅力倍増しの彼女に一目惚れ。(この娘、可愛かったね)
その女の子の同級生と、店を営む家族。
それから、アットホームな家族。
関わりなさそうな人たちも巻き込んで、生物兵器の行方は二転三転。
軽快な展開は見てて退屈はしない。
ムロツヨシvsF○○K大島優子の雪上チェイスはなかなかのスピード感。ま、本人がやってる訳ではないだろうけど。
終盤、栗林とその息子、とある家族の浪花節。
ここで涙を誘って(誘われなかったけど)、二転三転した生物兵器の行方も一件落着かと思いきや、最後にまた一騒動。
…と思ったら、ナイス息子!なオチ。
つまらなくはなかったけど…
結局最後までサスペンスらしいサスペンスは盛り上がらず。
ドラマ的にも普通。
ゆるい笑いに滑れるか滑れないかの、雪山珍騒動であった。
普通かなー
東野圭吾原作ということで見たてみたー
珍しく重くもないし、コメディみたいなもの。
悪くもないが、普段の東野圭吾映画と相当違うもので、慣れない人も相当いるはず。
キャストいいけど、
ムロツヨシの顔見るだけで笑いたくなる。
本格推理にもならない、ただひたすらもの探しの映画。
スキー場で涼しいイメージで夏に向いておるかも、
大島優子とムロのスキー競技ところロングテイクでよかった。
気持ちよかった。
後のスローモーションで喜劇効果抜群(ふざけている印象もあるけど...
普通かなー
シリアスなのにコミカル。シュールな笑いに包まれた、異色のミステリー!!
【賛否両論チェック】
賛:しがない研究員が、“スキー場に隠された生物兵器を探す”という突拍子もない事件に巻き込まれ、奮闘する姿が、シリアスな中にも非常にコミカルに描かれていくのが印象的。心が離れてしまった父と子の絆の修復にも注目。
否:終わり方はやや拍子抜け感が残る。笑いも結構シュールなので、人によっては面白くないかも。
“生物兵器を巡るサスペンス”というと、かなりシリアスなものを想像してしまいますが、こちらの内容はかなりコミカル。ダメダメな窓際の主任研究員が、ひょんなことから生物兵器の回収を任され、空回りしながらも周りを巻き込んで奮闘する様が、ユーモアたっぷりに描かれていきます。
同時に、距離が出来てしまった中学生の息子との関係の修復も、この作品の魅力の1つ。お互いに素直になれない父と息子が、事件を通して時にぶつかり合いながら、次第に家族としての絆を取り戻していくのがステキです。
シュールな笑いも結構あるのと、ラストがやや尻すぼまりな感はありますが、スノーボードの魅力も存分につまった異色のミステリーです。是非ご覧下さい。
映画はいいなぁ。
期待値は高くなかったのだが、映画に対する渇望ゆえに観ることにした。
空腹のときには何を食べてもおいしく感じられるのと同様に、映画もそうであるらしい。
もはや客観的には語れないことをお許しいただいて、以下感想である。
サスペンスの構成が簡素なのだが、それでも全編を引っ張っている。これはやっぱり東野圭吾の功績ではないかと思われる。
根津(大倉忠義)と千晶(大島優子)があんなに一生懸命になれるモチベーションの有り様には違和感があるし、例の炭疽菌が入っているビンは10℃を超えると割れるという枷がまったく効いてないうらみはあるが、それでもよくできていたと思う。
ミステリーは複雑であればあるほど、解けた後の快感があるし、我々はそれをこそ望んでいる。
本作はそんなに複雑ではないし、解決後の爽快感も薄いのだが、それでも好ましい作品に思えた。
吉田照幸監督のストーリーテリングのうまさは並みではない、ということか。
やっぱり、映画はちゃんと観ていかなければ、作っている才能ある人々に申し訳ない。
まさかこういう。
予告は確かにふざけていたが、まさか東野圭吾原作なんだからと
タカをくくっていたら本当にそのまさかが当たってしまった作品。
いや、まぁ…阿部ちゃんは確かに似合っているし、以前やってた
ドラマや映画のキャラも踏襲している。監督があまちゃんなどを
手がけてきた人なので納得といえばそうか。劇場は終始オバサン
たちの笑いの巣窟と化し、あっちでゲハゲハ、こっちでアガアガ、
どんな生物と一緒に鑑賞しているのか分からない恐怖空間だった。
(しかも私には笑えなかったし)あー失敗した!!と思ったのだが、
主人公阿部ちゃんに代わって大活躍するのが中学生(役)の若手陣。
大きくなったな~濱田龍臣くん。彼が父親に対して反抗的な態度
をとるのも頷けるし、そもそも彼が最大の功労者となるのは驚き。
レストランを営む一家や彼に協力する女子などの登場人物が多く、
アイドル二人も楽しませてくれるが、しかしどの場面も重要とは
思えないほど恐ろしくゆるい。極めつけは驚愕のオチに集約され
いったい原作はどんな展開を見せたのかと久しぶりに気になった。
(ムロツヨシなんて最後までそのもの。柄本明はしつこくやりすぎ)
サスペンスにコメディーの要素を入れるのは凄く難しい。今回もうまくマ...
サスペンスにコメディーの要素を入れるのは凄く難しい。今回もうまくマッチはしていないが、随所に感動の要素などがあり、見応えはないがとりあえずは観れる。むしろ、阿部寛だから映画が大こけしなかったのかとも思う。個人的にスキーをする者として、野沢を取り上げたところにセンスを感じる。
近年稀に見る「もったいない」映画
予告編で
かなりユルそうな
雰囲気はしていたが。
観てびっくり。
ユルいどころの
次元ではなかった。
ユルすぎて全くまとまってない。
シャバシャバのカレーみたいだった。
カレーは大好きだし
それぞれの義材も大好き。
なのに料理人の仕上げが
台無しにしてしまっている。
そんな感じ。
物語の中のエピソードも
どれも中途半端。
阿部寛親子の仲違いエピソードは
龍臣くんの「何にも分かってない!!」
の一点張り。
大倉忠義&大島優子の恋愛エピソードは
「お嫁に行けなくなっちゃう」
「大丈夫だよ、俺が責任とるから」
の超古典的なやりとりで苦笑&赤面。
急に始まり、急に一件落着する
ロッジの家族の再生物語は
伏線が弱すぎて完全に
観客を置いてけぼり。
中でもひどかったのが
大島優子とムロツヨシの
ゲレンデ滑走アクション。
結構迫力あって最初は良かったのに
なんで取って付けたような
「アテレコ」入れちゃったかな。
画面の迫力を完全に打ち消してしまう
覇気のないアテレコの存在意味が
全くわからなかった。
とはいえ
最初に言ったように
個々の具材(俳優さん)は
結構良かった。
最近の「ムロツヨシ無双」はすごい。
ロッジでの阿部寛とのやり取りは
ニヤニヤが止まらなかった。
柄本明のバカ所長も良かったし
田中要次にでんでん、野間口徹など
個性派俳優陣が要所を締めてくれる。
だから余計に
阿部寛のディフォルメしすぎの演技や
大島優子の元気いっぱいおてんば娘キャラが
どうにもしっくりこなくてもったいなかった。
エンディング。
スタッフロールが始まってすぐに
帰ろうと思ってたところに
Kー55とすり替わった
フランクフルトが出てきたのには笑った。
しかもそれだけのために出てきた
生瀬さんにも笑った。
監督さん、
欲しかったのは
こういう笑いなんですけどね。
なんとも
「もったいない」映画だった。
全136件中、41~60件目を表示