劇場公開日 2017年4月1日

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「新しい映像体験のよう」ハードコア 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5新しい映像体験のよう

2022年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

これは想像を超えた、全く新しい作品でした。
FPSがそのまま実写映画になったようで、最初のSF設定からしてもう完全にゲームです。
視点構成から主人公はもう観客自身でしょう。
奥さん役の先生が素敵だなぁって見てたらヘイリーベネットでびっくりでした。
地上への降下から始まって、銃撃・カーチェイス・殴り合い・パルクールと目まぐるしくまさにジェットコースタームービーです。
先の展開が全然読めないので、とにかく目が離せません。
全編POV形式で、しかもワンカットにしか感じない映像でした。
また、すごいのがこの監督。
モスクワのインディーバンド(なんとガンズの前座も!)、そのフロントマンなんですよ。しかも本作のスタントにも参加しているようで二度びっくりでした。
演出や映像に音楽にも、いわゆる映像畑とは違ったセンスを感じるのはそこら辺でしょうか。
ただ人よっては観ていて疲れるかもです、余りにも目まぐるしい。私自身観賞後少し疲れを感じました。
迫り来るような映像の連続なので、息つく場面がほぼないんですよね。
いやーそれにしてもこれは劇場で観たかったですね。それだけが残念でした。
新しい映像体験のようで、本当面白かったです。

ただし好みはスパッと分かれるでしょうね。

白波