「miwaと坂口のファン以外には冗長かも」君と100回目の恋 AuVisさんの映画レビュー(感想・評価)
miwaと坂口のファン以外には冗長かも
「恋はデジャヴ」「オールユーニードイズキル」を思わせるループもの。同じ時間を繰り返すうちに男女の関係が変わっていくのは前者、主人公が死ぬと過去の始点に戻るのは後者と共通する。
音と同時に時も刻むレコードを、過去に戻る装置に選んだのは良い着想。ループものと音楽青春映画を折衷したような本作で、両要素をつなぐアイテムにもなっている。
miwaは「マエストロ!」では悪くなかったが主役を張るには演技力不足か。表情から感情が伝わらない場面が多かった。
坂口健太郎の役は、イケメンで音楽の才能にも恵まれ、すべてにそつがないという完璧キャラだが、実は…という落としどころがあるのが救い。ただし、相対性理論を猛勉強したりとか、思わせぶりな設定をその後の展開に生かし切れてない印象も。
テーマは普遍的。90分に収まっていたらまだよかった。miwaと坂口のファンなら楽しめるが、それ以外の人には冗長かも。
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