「ラストが残念」花戦さ みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストが残念
先ずは、野村萬斎の演技が圧巻!
あっと言う間に専好に魅了された。
また、佐藤浩市演ずる利休もまた素晴らしく、
2人が対峙する茶室のシーンには言葉もない。
凛とした張り詰めた空気がありながら、
どこか温かい風が穏やかに心に入り込んでくる。
取り巻く人々との交流も何やらほんわか心地よく、
大したストーリー展開のない前半だけでおなか一杯になった。
後半は一転して話は大きく展開していくものの、
さしたる意外性はなく、個人的には少々ガッカリだった。
それでも、演技は変わらず見応え十分。
アカデミー男優賞に誰もノミネートされないのは大いに不服。
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