「道に生きる」花戦さ ぱちさんの映画レビュー(感想・評価)
道に生きる
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野村萬斎さんの生き生きとした演技と周りのやりとりに終始笑いつつ、本当に天才的な方だったんだろうなと想像が膨らみました。
お花も大きな作品はもちろん、小さな作品も一つ一つが素晴らしかったです。華展に出すだけでも大変なのに、一瞬のシーンのためにどれほどの人が関わったのかと思うと、エンドロールの池坊の方のお名前の多さも頷けます。
池坊さんだから映画化できるんじゃないかなと思います。
専好や利休、信長、お茶やお花の本質を理解する者たちとそうでない秀吉。
秀吉には町人たちの揶揄も相まってバカにされているように感じるんです。でも他人をバカにするとか、誰が一番とかないんですよね。
昔、茶道も華道も一生かけて学ぶもの、自分のことだけ考えて、自分と向き合うんが”道”というものだと母から聞いたことがあります。
華道や茶道の本来の姿と奥深さを思い知らされたように感じました。
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