アウトバーンのレビュー・感想・評価

運命の女性と出会った自動車泥棒。足を洗うが、彼女は難病に侵されていた。治療費の為、一回限りの大仕事を請け負う。
雇い主のマフィアのボスが麻薬王のブツを狙う。運搬トラックから盗め。

純愛と危険な仕事の道(アウトバーン)を突っ走る青年を描いたカー・アクション。
他愛ないストーリーや設定だが、カー・アクションはそれなりに。『ワイルド・スピード』はちょっと意識しているだろう。
また犯罪の世界に戻ってしまうどうしようもない主人公だが、愛の為に奮闘する姿は愚かではない。
バート・レイノルズ…じゃなくて、ニコラス・ホルトが熱く。“ウォー・ボーイズ”が再び爆走させる。
フェリシティ・ジョーンズがキュート。
やはり存在感放つは、麻薬王=アンソニー・ホプキンスvsマフィアのボス=ベン・キングズレー。冷静沈着vsド派手な言動。冷酷vs下劣。このオスカー名優二人の顔合わせシーンはカー・アクションより迫力あったかも。

B級だが、意外な豪華キャストが見もの。
強大な力を持つ麻薬王に対するに司法取引は意外な手であったが、ハッピーエンドよりスカッとする終わりが見たかった。

主役のニコラス・ホルトは運転の腕前はいいが何とも情けなく映り感情移入できない。ヒロインのフェリシティ・ジョーンズも出番少なく勿体無い。悪役ボス二人を演じるアンソニー・ホプキンス、麻薬で切れた演技するベン・キングスレーは変に大物感気取り、怖さがなかった。全体的に発砲されるシーン多いが一発も当たらない、大事故も怪我ないなどツッコミどころ満載。トラックを入替えたラストネタバラシはわからなかった。

一度は足を洗ったヤクの売人が、恋人の治療費のために、組織のボスからブツや金を盗むという下克上クライムアクション。

よくある話ではありますが、悪役2人の流石の存在感とクセが強くて良い出来になっていました。Anthony Hopkinsの怖さは言わずもがな、特にBen Kingsleyの危なっかしいワルぶりが面白ったです。

ちゃんと？交通事故が起きるべくして起きるカーアクションで、主人公が不死身だという点以外はリアリティがありました。

ガソリンスタンドで応戦してくれるおじちゃんが良かった。

透析シーンはちょっと間違いがあるように見えました。

ドイツで悪党の片棒を担いで小銭を稼ぐチンピラアメリカ人のケイシーはバーテンダーで同じくアメリカ人のジュリエットと出会い、稼業から足を洗ってスクラップ工場に転職。同棲を始めた矢先にジュリエットが昏倒。彼女が腎臓に重大な疾患を抱えていることを知ったケイシーは、手術費を捻出する為かつてのボスに接触、大企業の社長が裏で営むコカイン売買に目をつけ輸送中のトラックごと強奪する計画に参加するが・・・。

アウトバーンを疾走する欧州の高級車は全て縦列駐車かガス欠でフェイドアウト、中古車ばかりがクラッシュするカーアクションも延べ３分程度と控え目で名優ベン・キングズレーとアンソニー・ホプキンスが繰り出す何らリミッターの効いてない怪演と１ミリも笑えないギャグで水増し。ケイシーがやたらとパート・レイノルズと呼ばれるという『トランザム7000』オマージュも全部欧州車では台無しで、そもそも『トランザム7000』はトラックを盗む話ではないので目も当てられない。見所も疾走感も爽快感もなく、最後のオチも後出しジャンケンと残念にも程があります。

主演の二人は印象が薄く、反対に悪役のおじさん二人が濃くてよかったです。

逃亡シーンの車両ラインナップにフェラーリやランボルギーニ、ポルシェが無く、ジャガー→シトロエン→メルセデス→アストンマーティン→ジャガー
と派手さ控えめなチョイスが好きです。
生活感のかたまりのシトロエンが、一番カースタントで活躍♪

一番印象に残ったのは、コカイントラックドライバーが時間を守るためにペットボトルにオシッコをするシーン。

音楽がいい。

ラジオから流れてきたり、どこからか聞こえてくる音楽がドーンと真ん中にくるのがいいな。
車で走り回る映画ではこういう演出が多い気がする。

手に汗握るようなことはないんだけど、トラックを取り替えるトリックはおもしろい。

めでたしめでたしと終わるところも気持ちいい。

彼氏と彼女の2人の世界。
麻薬漬けと麻薬王の2人の世界。
この2つの世界がマッチングしたお話でした。

車での街中やアウトバーン走行は壮快でしたし、車もかっこいぃ。
車<恋愛な割合のストーリーで、彼のまっすぐな心や彼女の仕草もとても魅力的に見えました☺

お話は単純明快なので、なにも考えずにとても観やすいです。

「アウトバーン」字幕版で鑑賞。

〈あらすじ〉
足を洗った主人公・ケイシーが、病気になった彼女・ジュリエットを救う為、危険な取引に巻き込まれ、組織に追われながら奮闘する逃走劇。

～良かった点～
・やっぱりカーチェイス！組織から追われ、色んな車に乗り換え、銃弾を避けながら、激走するシーンがとても良かった！(^^)　ジェットコースターのようにスピーディーで、見応えがあった。

～気になった点～
・主役がイマイチ。(^^;　前半、どうして他の女性には目もくれず、ジュリエットを選んだのか？w なんか、感情移入ができなかった。

・他のレビューでも書かれてるようにツッコミどころが結構ありました。
まず、高級車はあまり破壊されてなく、破壊されるのはほとんど中古車。あと、高速道路で車があれだけグルングルン回って破壊されたにも関わらず、ケイシーは軽傷ってどうなの？(笑)
あと、他の車に乗り換える際にどうして高級車ばかりなのか？w 　特に納得できないのが、ガソリンスタンドでケイシーが逃げ込み、組織がそこに襲撃してケイシーが逃亡。ここまではいいんですが、どうしてガソリンスタンドに高級車が普通に停めてあるの？w しかもカギが掛かっておらず、普通に動きましたしw

・ガソリンスタンドの店内に組織のボスが登場し、銃を向けながら、モーツァルトがどうのこうの言い、たまたま巻き込まれてしまった猟師のおじさんに向かって発砲。あ、おじさん死んだ、、と思いきや、突然立ち上がり反撃ww
あそこのシーン、絶対、額に当たってたような気がしたんですけど、、(笑)

・銃撃戦で、ほとんど血が出ない。後半の競馬場でのアクションシーンも雑で、イマイチ。

・物語が少し無理やり感があった。

～まとめ～
カーチェイスは最高だった。ただ、ところどころ雑な演出が目立ち、ツッコミ所があってそこが残念。。予告で観た感じだとめちゃくちゃ面白そうだな～って思ってましたけど、ダメでしたw

DVDで観れば良かった・・・。

「私が銀行強盗したら褒める？！」
「いや、でももしかしたら誰かがロマンティックだと思うかもって……」
「ロマンティック⁈⁈……ちょっとそうね‼︎‼︎」のくだりとかほんとコメディ映画でした。
コカインでラリってるキングズレーとか主人公のビギナーズラックで倒されてく髭面私兵軍隊（笑）とかもろもろギャグです。真面目に見たらツッコミどころしかないので真面目に見たらダメな部類の映画。
愛と金に目の眩んだ主人公がジタバタしてなんとかヤク中キングズレーと麻薬王ホプキンスから金を掠め取って逃げ切る話です。

期待してなっかったが、まさにそのとうりで期待ハズレ。予想も早い段階で気付きましたしカーチェイスが少なすぎでしたね。

ニコラスホルトが車で爆走する映画と聞いて勝手にマッドマックスを連想して期待していましたが予告詐欺でした。
ありがちな導入にありがちな逃走劇にありがちなオチ。カーチェイスは一応見所ですが、邦題になっているアウトバーン要素も少ないですし、最近の流行に乗ったのか頻繁に挟まれる映画ネタも滑ってました。アンソニーホプキンスは素晴らしいですがそれがむしろ浮いていました、完全に無駄遣いです。

この手のアクション映画としては近年稀に見るレベルで敵が弱いのは面白かったです。

なかなか相手が銃当てない！