アウトバーンのレビュー・感想・評価
全37件中、21~37件目を表示
高級車の見本市&スクラップ
ストレス発散にピッタリの壊しっプリ。
ストレス発散にぴったりのブッ壊しっプリが心地よい一本。
何百回となく繰り返された話に新鮮味は無いが。
とにかくその近頃めっきり減った、ド派手なブッ壊し系カーアクションが爽快で逆に目新しく映ったのが面白かった。
こんなに台数の絡むところで、よくぞまぁ撮ったな~なんて。
しかもそんなカーアクションシーンも実は本筋ではなく。
アンソニー・ホプキンスにベン・キングズレーのWジジイの怪演を光らせるための装置ってのが本作のキモ。
もうハチャメチャで、笑いが止まらなくなった。
(この時点で主人公とかどうでもいいもの笑)
世にも贅沢な、未だ現役の老パワーを堪能する作品。
あ、脳みそは一切使いませんよ、当然笑
彼女への愛とホプキンスのしゃべくりが止まらない
大病を患った恋人を救う為に、元凄腕の自動車泥棒が
危険な仕事に手を出すという、なんか今までに
1000本は作られたんじゃないかというプロットなのに、
若手実力派ニコラス・ホルトとフェリシティ・ジョーンズ主演、
アカデミー賞俳優アンソニー・ホプキンスとベン・
キングスレー共演という豪華布陣が作品以上の
謎を呼ぶアクション映画が登場。
英題『COLLIDE』は“(2つのものの)衝突”という
意味の単語だそうな。エンドクレジットでは
『アウトバーン 制作委員会』みたいな表示があった
気がするんだけど、途中で変えたのかしら。
(まあアウトバーンあんまり関係無いしね……)
どうも作品外のところで謎が多すぎるのだがそれはさておき、
作品自体の出来は、割と悪くない出来のアクション映画。
.
.
.
狭い市街やドイツ名物アウトバーンを激走する
カーチェイスの迫力はなかなかのものだし、
照準スコープ付ショットガンなどのちょっと
見慣れない銃器が登場する銃撃戦も悪くない
(すいません、そんな銃に詳しくはないです)。
カーチェイスのスピード感やボリュームは並の
アクション映画以上だし、アクションが本格的に
始まってからはノンストップなので飽きもこない。
ニコラス・ホルトとフェリシティ・ジョーンズ、
旬な主演2人のバカップ……純愛ぶりも楽しそう。
愛する彼女を救う為なら危険な仕事もなんのその!
死に掛ける瞬間にまで彼女の幻を見る純情一直線。
.
.
.
だがこの映画の魅力はロマンスとアクションだけではない。
豪華2大アカデミー賞俳優の怪演も忘れちゃいけない。
名優ベン・キングスレーのチャラ過ぎ&お薬
キメ過ぎ演技も楽しいのだが(ガンジー役で
アカデミー賞獲ったのに煩悩全開じゃねえか(笑))、
それを上回るというか派手なカーチェイスも
霞んでしまうほどの存在感を放つのが、
名優サー・アンソニー・ホプキンス。
個人的な意見だが、彼が登場するたび、
カーチェイスが始まるよりワクワクした(笑)。
彼がまあ喋る喋る!
「拷問が得意だった父を嫌悪してた」とか
「ウルフィ君、モーツァルトによろしく」とか
「小っちゃなブタさん逃げろや逃げろ」とか
茶目っ気と凄みが存分に利いた彼の喋りが楽しすぎる。
なんでマフィアの大ボスがわざわざガススタンド
くんだりまで主人公に会いに来るのさとツッコミたくは
なるのだが、ホプキンスが喋るから許す(←それでいいのか)。
.
.
.
けどまあ、シナリオに大きな驚きがあるワケでもなし、
アクション演出も時々光る部分はあるのだけれど
(車内固定カメラとかターミネーター運転手とか)、
ド肝を抜く超ユニークな演出があるワケでもなし。
それに、あれだけホプキンスとキングスレーを大暴れ
させたのに、あの退場は寂しすぎやしないかねえ。
終盤の急激なパワーダウンも残念で、
序盤~中盤までのどストレートなロマンチックっぷり、
中盤~終盤までのどストレートなカーアクションと来たのに、
クライマックスらしいクライマックスも迎えずに
さらっと終わってしまうせいで観賞後の印象は恐ろしく薄い。
.
.
.
とまあ、
俳優陣の魅力は伝わるしアクションも悪くないのだけど、
あんまり印象に残らない映画で終わっちゃった感じ。
けど他の方も書いてる通り、小難しいこと考えずに
ロマンチックでスカッとする映画を観たい方にもってこいか。
にしても、改めてこんな豪華キャストが集まった理由が謎……。
少なくとも僕に言えるのは、豪華キャストの全力演技
のお陰で判定+0.5~+1.0くらいは面白い出来になってます。
<2016.06.11鑑賞>
予想外に面白かった。
アウタバーン
ありがちだけど心に響く。“人がバカをやる理由”。
【賛否両論チェック】
賛:王道のストーリーの中で、愛する者を救うために、巨悪に立ち向かっていく主人公の姿が、痛快かつ圧巻。迫力満点のカーアクションにも要注目。
否:物語そのものはかなりありきたりで、かつ荒唐無稽なので、ツッコミどころは満載。話にも結構無理があるか。
足を洗った主人公が、ヒロインを救う金を奪うために、大物に戦いを挑むという、言ってみればよくあるストーリーではあります(笑)。それでも決して強くはないケイシーが、素早い機転で危機を何度もくぐり抜けていく様子は、ハラハラドキドキ感満載です。
アクションもカーアクションを中心に、ド迫力のシーンが続き、思わず圧倒されます。
あまり深く考えずに、痛快なストーリーを楽しみたい、そんな作品です。
ベタベタ
オチが弱い
娯楽作品としては充分楽しめるバカ映画。
ぶっちゃけバカ映画である。
難病の彼女を助けるために再び仕事に手を染めるというのは良いんだが、絶対に救うという表現がもう笑ってしまうし、堅い内容でも全くない。
ラストもクダラナイ。
だけど、これが意外にドラマが一応あるから嫌いになれない。
それに下手なハリウッド作品よりもスピード感があるし、メリハリも上手く、緊迫感が意外にあって終始飽きない作り。
笑いも意外にあって〈ベンキングズレー〉のキャラがいちいち面白かった。
カメラワークも意外に凝っていて脚本も意外に捻ってあり、派手なだけで終わらない娯楽作品になっている。
〈アンソニー・ホプキンス〉と〈ベンキングズレー〉の顔合わせもあり、なかなか贅沢な作品だった。
主題歌も結構良かった。
正直、見終わった印象としては薄かったが、見所はたくさんあり、もう一度見たいと思える作品で面白かったです。
それにしてもフェリシティジョーンズがこういう作品に出るのは意外だったが、金髪が終始違和感があった・・・やっぱり黒髪が一番だな・・・
全37件中、21~37件目を表示