「永野芽郁ちゃんの白目最高」ピーチガール パセリさんの映画レビュー(感想・評価)
永野芽郁ちゃんの白目最高
原作は未読のため、漫画の映像化として見るとどうなんのかは分かりませんが、非常に低評価だったこともあってか思った以上に楽しめました。ただ、ちゃんと考えながら見ると、設定や繫ぎに疑問が出てくることが多くなります。
序盤に非常に寒いシーンが多く、見てられない場面も多かったです。後、音楽がBGMとかいうレベルでない使われ方をしているので、それもきつい。しかも有名な曲過ぎてそのイメージにかなり強引に引っ張っていかれた気がして嫌でした。
後半は二転三転でどっちに転ぶか分からない見せ方は良かったです。結末の想像が出来ませんでした。ももちゃんがカイリの父親にカイリの夢の話をするシーンはうるっとしちゃいました笑。ただ、さえちゃんが兄に惹かれる動機が弱いかなーと。彼女が自身の現状に葛藤しているシーンがもう少しほしい気がしました。後、みさおさんがカイリをちゃんとフッたように見えないのが気持ちよくない。
年齢設定はおいといて、山本美月ちゃんは元々寒い演出を助長しちゃうシーンが結構あって観ていて辛い。ただ、終盤の迷う姿は良かったと思います。伊野尾慧くんはバラエティとか含めて初めて見ましたが、意外に良かったです。あんな甘くてテンションの高い男の子をうまく表現されていたと思います。元々そういうキャラなのか。
後は永野芽郁ちゃん。今回も期待以上でした。いつもの天真爛漫系の役どころではなく、悪役でむしろ犯罪者でしたが、素晴らしかったです。白目最高でした。白目キープが難しくなって黒目混じってきて、頑張ってんだろうなーと思うと余計最高です笑。少女漫画以外でももっと見たいです。
こういった恋愛作品には必ず素敵でかわいらしいお母さんが出てきますが、今回も例に漏れず菊池桃子さんも良かったなー。
黒い役の永野芽郁ちゃんと、かわいらしい菊池桃子さん見れただけでも十分満足です。