「子役がカワイイ」LION ライオン 25年目のただいま ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
子役がカワイイ
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迷子になって二度と家に帰れなくなって養子になるなんてこと、人身売買でもないのにあり得るの?と思うけど、インドの多言語多文化国家という背景がある。これが実話であると知っていれば、観る前から結末はわかっているわけだけど、小さな子どもが貧しい社会でけなげに一人生き抜く姿、会えなかった肉親との再会、育ての親への感謝など、わかっていても誰もが涙してしまう内容。回想のスタイルではなく、時系列順に描かれ、わかりやすい。幅広い人に観て欲しいからなのかと思ったが、それにしては大人になってからの恋愛部分がムダに多い気がした。ルーニー・マーラの裸の背中は本当に要ったのか?
主人公は友人宅でインドの揚げ菓子を見て急にインドを思い出し、取り乱すが、まるで初めてインドを思い出したよう。んなアホな。その辺もよくわからない。
この映画の一番の魅力は、サルー役の子役。「ニュー・シネマ・パラダイス」のサルバトーレに匹敵するくらい。プラス、ニコール・キッドマンも美貌を封印しての熱演という感じ。この実在のオーストラリアの両親の主義は尊敬に値すると思った。
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