「美、嫉妬、恐怖。」ネオン・デーモン kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
美、嫉妬、恐怖。
クリックして本文を読む
ネットで知り合ったディーン(カール・グルスマン)に死体のモデルとなって写真を撮ってもらったジェシー(ファニング)。両親は亡くなっていた彼女は、これといった才能もなく、美しさだけで生きていくにはモデルしかないと、いきなりモデル事務所に駆け込んだ。知り合ったばかりのメイクアップ・アーティストのルビー(マローン)とも仲良くなり、トップモデルへの道を順調に進みだしたが、周りのモデルのサラ(アビー・リー)やジジ(ベラ・ヒースコート)から嫉妬されてしまった。
とにかくワンカットが長く、台詞も少ないため、モダンアートを楽しむ感覚で観ることができる。そうやってエル・ファニングの可愛さにうっとりするのも束の間、彼女にも恐怖が訪れる。サラによってガラスの破片で手を切られたり、モーテルの部屋にヤマネコが居座っていたり(これは意味あったのか?)、モーテルの管理人(リーヴス)に襲われそうになったりと・・・そうしてルビーが住む屋敷に匿ってもらうのだが、レズビアン指向のあるルビーに迫られたのを拒んでしまうジェシー。
終盤のプールの飛び込み板の上に乗ったジェシーのシーンから、彼女が美貌ゆえに自分が危険な女なんだと告白する。その後、ルビー、サラ、ジジによってジェシーは襲われ、プールに突き落とされ殺されてしまう(多分)。
ラストではジジが彼女の体の一部を食べたとして、目玉を吐き出すところでやっとホラーっぽくなっていた。シーン回しなんかがデヴィット・リンチぽい感じ。
コメントする