劇場公開日 2016年7月9日

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「主人公達が愛しい」シング・ストリート 未来へのうた ガガーリンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0主人公達が愛しい

2023年6月23日
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泣ける

幸せ

適当に楽器のできるメンバーを集めて家の中やガレージなんかで小さいアンプに繋いでとりあえずセッションをしてみる。歌詞はとりあえず恋する人に宛てた情熱的なセリフが並んでいて、曲8ビートの4リズム編成ですごく簡単なもの。バンドらしさを出すためにまずは見た目から着手するものだから、ピアスなどを勝手に空けて怒られたり学校の服装検査で引っかかったりしてすぐに着替えさせられる。
まだ制作のための十分な設備もなく流行っていた音楽もあまり複雑でない時代ならではのものだし、思いを寄せる人に向けて歌う主人公を見ていると、自分もあの時こうだったなと学生時代を振り返りながら少し寂しい気持ちになる。
当時流行っていたバンドのアルバムジャケットを手にして、「新しいやつ出たよ!」と家に転がり込んでくる友人のことを思い出した

ガガーリン