「王道の青春映画!」シング・ストリート 未来へのうた ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
王道の青春映画!
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気持ちの良い青春映画。
ままならない学生生活、ムカつく教師、大好きな女の子、気の合う友人と結成したバンド活動、両親の不和、世の中への鬱屈した感情――。
王道とも言うべき青春が切り取られて輝いてて、気持ちが良かった。
たくさんのバンド音楽が共に寄り添ってるのがまた良い。
海外音楽はあんま詳しくないからわかんなかったけど、古き良きバンドサウンド、当時のカルチャーの引用やオマージュがたくさん出てきたんだろうなあ(あ、バックトゥザフューチャーはわかったぞ)。
コナーの友人・エイモンが何とも言えない良い味を出してた。あとコナーのお兄ちゃんも。
古き良き悪キャラ・バリーも良かった。
主人公コナー役の彼は赤いほっぺたが少年っぽくてとってもチャーミング。コナーくんは兄と見たMVアーティストにあからさまに影響されまくってたのも可愛い。笑
そしてなんと言っても一作目のシングストリートのMV。あれは思わず笑った!絶妙なダサさ&素人感。笑
コナーのお兄ちゃんに「彼女がいなければ奇人の集まりだ」って言われてたのも納得の出来なんだけど、しかしそこが良い。
ラストはコナーと彼女がコナー兄に見送られて身ひとつでイギリスへ旅立つ場面。冷静に考えれば突っ込みどころ満載なんだけど、それでも若さと言うべきな勢い全開、開かれたラストシーンで気持ちが良い。くすぶってたコナーの兄にとっても希望が与えられたのが良い。
シング・ストリートの彼らの青さと音楽の勢いに乗って楽しんで見れた一作だった。
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