「40代でも楽しめる青春映画」シング・ストリート 未来へのうた ハルさんの映画レビュー(感想・評価)
40代でも楽しめる青春映画
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70'sの終盤も入っていると思うが、とにかく自分が10代で触れてきたブリティッシュの楽曲とアメリカのミュージカル、映画がネタとなってちりばめられていてニヤニヤさせられる。調べたらジョン・カーニーとは同い年ということなので納得するのと同時に、よくもまあこんなど真中ストレートの作品を作ったなとも思う。
映画界ではあの当時のヒット映画がリメイクだったりリブートされているし、音楽でもあの頃を思わせる曲は少なくない。今作にしても連綿と続いているよくあるパターンの作りだが配役含めセンスの良さで乗り切っている。
主演の二人は歌唱の経験はあるが演技はほぼ初めてのフェルディアくんと、声がとても印象的なルーシー。今後を期待させるものはあると思う。
個人的にはジャック・レイナーが役どころ含めて気に入ったので、そういう発見があったのも良かった。
ラフィーナが海に飛び込んで「半端じゃダメ」と言われたコナーはそこで恋に落ちる。この言葉はラフィーナが自分自身に言い聞かせてもいたわけだが、このシーンがラストにつながっているというのは良い。
あとエイモンの造形は完全にコリー・フェルドマンということで決定。
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