アノマリサのレビュー・感想・評価
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からくり人形が泣いてます
2021年9月19日
映画 #アノマリサ (2015年アメリカ映画)鑑賞
不思議な映画だった。また、疑問が多すぎて困った
・顔が取れることの意味は?
・総支配人の求愛は?
・なんで桃太郎?
・最後の車のシーンの意味は?
「アノマリサは、和英辞典で天国の女神」って、天照大神のことを言ってるのかな?
人形劇でここまでのリアリティ。
U-NEXT見てて、たまたま見たのだけど、人形劇でここまでの泥臭さと狂ってる様をみれるって凄いなと純粋に思いました。自分も主人公と年齢が近いから身近に感じるのかな?(女性だけど)
なんにせよ、比類する作品はなかなか出ないと思います。迷走してるアラフィフ、アラフォー過ぎにはお勧め。
ポルノも同然(ベッドシーンを撮るために作られた映画じゃない?)
テーマは大人の不倫で私は嫌いでつまらなかった、主人公にも共感を持てない、フェリーニみたいな虚無感とかユーモアを盛ってくれればまだましになったと思いました。
かたやストップモーションアニメとしては、ベッドシーンに限らず本当によくできていて息を呑むシーンがたくさんあります。
なんとなくですが、このベッドシーンを撮りたくて製作したんじゃない?と思ってしまいました。悪夢のシーンとかは付け足し感があります。
個人的には1.5点、客観的な作品としての評点を付けました、絵としてはすごいです。
これはちょっとやばい
意味不明でイライラする映画で途中で何度も見るのやめて一週間掛けてなんとか見てアマゾンで1番評価されているコメントを見て納得。表現方法もさることながら実はその内容もよくできていた。
こんなにも純文学なアニメを他に知らない
自己評価:4.3
人間描写がとてもリアルで、実写映画以上に人間くさい行動。
普通の映画の中では俳優がしないような仕草を、この作品ではリアルに描写している。たしかに普段の人間の行動ってこうだなと、不思議な新発見をする。
そういった自然な会話や行動を見るだけで、見応えがあり、作品の素晴らしさの1つだ。
そしてストップモーションアニメとは思えないリアルな質感とカメラワークも秀逸。
作品のテーマである人間の内面や自己についての表現など、余分な情報が入り込めないストップモーションアニメだからこそ、ここまで丁寧に深く描く事が出来ていると感じる。
まるで純文学のような個人的テーマを、こんなにもしっかり丁寧に描いている作品を他に知らない。
出張あるあるが詰まった驚愕のストップモーションアニメ
初老の作家が出張公演先のホテルで出会った不思議ちゃんOLリサと運命的な出会いをして一夜の恋に落ちるという90分のこじんまりかつしょっぱいロマンスを全編ストップモーションアニメで描いた変わり種。
物凄く地味で他愛のない話を物凄い手間をかけて映像にするという贅沢極まりない作品ですが、余りにも地味で他愛なさすぎるのか本邦では残念ながら劇場公開されないままDVDスルー。生身の人間が髪の毛一本出てこないのに物凄くヒューマンな作品だという評判だけは聞いていましたが、実写であればわざわざ映さないような些細な日常描写までとことん繊細に表現しているので、もはや演者が人形であることすら忘れてしまいます。出張が多い人は出張先あるあるの細かいギャグでクスっと笑えるオマケが多数あります。
不思議なストップモーションアニメ
・アノマリーとは変則的な意、自分以外全て同じ声に聞こえるマイケルが別の声のリサと出会う
・ベッドシーンの細かさとノーカット風な画面が相当手間かかってるな、挿入までガッツリ見せてた
・日本式からくり人形が歌う「桃太郎」になんの意味が?
・アマノリサ=天国の女神?
・同じ顔、声に悩むのが夢なのか幻覚なのかあやふやなのがもやっとした
・「チーム★アメリカ・ワールドポリス」のチームだと知ってあのラブシーンの気合いの入りようにも納得した
大人向けのストップモーションアニメ
リアルな人形をコマ撮りしたアニメなんだが、造形も動きもとにかくリアルで驚かされる。
CGでは絶対に表現できない「実在感」、そして「人形感」は特筆すべきものだ。
特に人形感はストーリーの核に関わってくるポイントになっていて、このへんの魅せ方が実に上手い。
ストップモーションでここまでリアルなベッドシーンを見たのは初めて…というか、他にないだろう。しかもノーカットで実写よりも生々しいという。
見終わった後はなんともやりきれない気持ちになった。切ないラブストーリーを最後まで飽きずに観れたのは映像の素晴らしさ故かもしれない。
刺激のない人生の中、妻子がいながらもなおで最愛のパートナーを探し続ける初老の主人公はエゴの塊かもしれない。
しかし、そんな独善的な飽くなき追求すら愛おしく思えてくる。
人間とはそんな生き物なのかもしれない。
アノマリー(例外的に特別な)リサを探し続けているのだ。
みんな同じ声に聞こえるって不便だな
人形の顏がツギハギだらけでみんな眼鏡掛けてるのかと思ってた。眼鏡じゃないと分かった後は、そのラインが気になって仕方ない。
途中で顔が崩れる場面は精神的な崩壊を意味してるんだろうけど、ツギハギだから実は人形の世界なのかと思った。
精神不安定な人形を見ているのはなかなかしんどい。
チャーリー・カウフマンらしさ全開
変な映画!
カテゴライズするなら 人間ドラマ
ストップモーションアニメ・人形アニメーションを観るの久々で、
期待しながら観てたら 斜め上を行くような想定外すぎる中身で仰天
マイケル・ストーンの出張1日を追う構成なんだけど、兎に角リアル
ホテル到着後の用足しや
シャワー温度調整、
リサとのセックス
描写が生々しくて人形であることを忘れて、
人間 マイケルの生態を見せつけられる
講演シーンで判断すると精神疾患に悩む中年男性の苦悩のストーリーに見えるけど、
これを除いて捉えると、
極度の自分勝手なオッサンのストーリーになる
自分ありきで、自己の不満を埋めてくれない他者は皆冷たいと断じて、
稀に期待出来そうな女性を発見したら、
ひたすら甘え救済を求めて施しを得る、
で、思ってたんと違う!となると一気に関心を失う
こんなマイケルの1日をひたすら観測する90分尺のアニメーションでした
自分勝手なオッサンの哀れさを体感する作品としては そのリアルさが秀逸
ストップモーション・アニメ
シニカルなファンタジーを手間のかかるストップモーション・アニメで描いた作品だが、ベッドシーンは見たくなかった。
主人公はマーケティングの権威だが、妻や子供も含め周りの人は同じ声をしているのに苛立っていた。
講演旅行で知り合った女性が独自の声をしていたのに驚き、愛し合ってしまうのだが・・・。
テーマは深淵そうだが、私にはイマイチ。
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