「古き良き、にも無理はあった。。」追憶 MOJAさんの映画レビュー(感想・評価)
古き良き、にも無理はあった。。
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Netflixにて鑑賞。次々と出てくる豪華な出演者に感嘆しつつ、展開を楽しみに観ていた。まぁ結果としては、個々の役者陣の演技は素晴らしく、ずっと観ていられた。しかし演出や脚本?にやや難あり。古き良きスタッフ集結、という事で、昭和の香りがする所はまぁいいとして、もう兎にも角にも、何故にオチが不倫の末の保険金殺人??これだけは許せなかった。夫婦仲が破綻してるようにも、不倫、共謀して夫を殺す??昭和のサスペンスドラマ並みに、簡単に人を殺すな!!そこがそんなにサラッと流せるなら、極悪非道の男を刺した事を最後までみんな心に秘めて生きている、という事との心のバランスが合わないだろ!!そして小栗旬が金を無心していた事を刑事の岡田君にひた隠しにしていた理由も、関わりを断ちたい気持ちは分かるが、そこまで納得が行かないし、ちゃんと回収されていない。
そして車内の撮影はそんなに不可能なのか??ちょいちょい出てくる安っぽいCGが、なお昭和を思わせるチープさがあった。木村大作さんの撮影に拘りすぎて、予算切れたか!?あと人と人が語るのに、崖と屋上はマストでは無い。今どき屋上なんて、そう上がれんよ。レストラン?雪割草の立地どないなっとんねん!波で流されるわ。岡田君の目力が強過ぎて、ファブルにしか見えなかったのはご愛嬌か。まぁ突っ込みどころ満載だったが、最後の方は10秒の安藤サクラの演技には本当に、痺れた。しかし吉岡秀隆はもはやどの作品でもオールウェイズ化していて可哀想だ。まぁ、こうやって何やかんや言うのも、結局映画は楽しいな。
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