「暗い話」追憶 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
暗い話
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あまり深く刺さらない。
人物の描写が薄いのか、物語の進行が悪いのか、はたまた役者陣が若いのか、伏線が足りないのか。
偏に、小栗くんに全く犯人の要素を感じられない…。
これが、主人公の痛くもない腹を探られて過去の犯罪までも蒸し返される事の恐怖に…いや、自らが捨てた過去をほじくり返され非難される事への焦りにリンクしない。
彼はそおいう自らの意識を再確認し、逃避し捨てたつもりであった自らの過去と向き合うからこそのラストではないのだろうか?
彼の人生において、彼を救ってくれた人達、その期間、時間は尊いものであるはずなのに、それを捨てなきゃいけない辛さは、どれほどのものなのだろうか?
その辺の話が…やっぱ人物描写に難があったんだろうな。
なんちゅうか難しい人物像でもあったなと岡田くんに同情してしまう。
しかしながら、ちょっと声量に依存した芝居は控えた方がいいと思う。
ただ、ラスト近く
小栗くんから岡田くんにかけた
「あっちゃん、まだメンマが嫌いなんだよってさ。」
って言う、台詞、それを聞いた岡田くんのリアクションには泣ける。
もう許してもらえていたんだと、彼の心に響いたのがよく表現されてた。
夕日の合成は、あんなレベルでは、ちょっと今のご時世では、いただけない。
なんで100分いかない作品にしたんだろう?
足りないように思う部分が多々あるのだから、そのあたりのエピソードやシュチュエーションを盛り込めば良かったのに。
なんかそこに妙な理由を想像してしまう。
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