「もう少し練り上げてもよかったのでは…。」追憶 へねみこさんの映画レビュー(感想・評価)
もう少し練り上げてもよかったのでは…。
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美しい富山の海景色。悲しい過去と罪の意識、贖罪と幸福の追求。俳優陣の素晴らしい演技は、そんな重々しいテーマをよく表現している。
しかしながら、そんな素晴らしい俳優陣の中においても演技力に差が大きく…、滑稽さすら感じたのは私だけだろうか。それが演出によるものなのか、俳優の表現方法なのかは不明だが、映画というより舞台演技になってる俳優さんもいた。
(そもそも25年経つと、安藤サクラより岡田准一の方が年上に見えることは触れてはいけないのだろうか…。)
また、「ゆきわりそう」跡や夕陽のシーンなど、映像の合成があまりにも不自然ではなかろうか。過去と現在をつなぐというイメージとしても重要なシーンなはずだが…。
そして、事件の真相や、とある秘密などについて…偶然が重なりすぎてやしないだろうか。観ている方としては、置いてけぼりをくらったような終盤だった。
期待度が高かっただけに、やや残念。
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