「2017-18」追憶 かいりさんの映画レビュー(感想・評価)
2017-18
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日本海。
綺麗だけど、淡く儚くて、悲しい。
この映画に出てくる人はみんな過去に何かを抱えていて、その灰色な感じが風景とマッチしてる。
俳優さんの顔がアップで映されることが多くて、表情に心奪われる。
特に病院のシーンで、小栗旬が、それまでは岡田君との男と男の会話から、生まれたと聞いて涙して一気に父親の顔になるところ。
安藤サクラさんも、ラストで虚ろな目線の中に、何か強いものを見ている感じがすごくいい。
ストーリーを削ぎすぎと言われてるけど、ちょうどいいとおもいました。
派手な作品ではないけれど、見て損はない作品。
サスペンスを期待してはだめ。
生い立ちの闇については、早い段階で大体想像ついてしまったので、そこだけマイナス1。
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