「ごく普通の眩しい高校生たち」ハルチカ まるさんの映画レビュー(感想・評価)
ごく普通の眩しい高校生たち
コンクールで金賞を取るために厳しい練習に耐え抜くわけでもなく、プロのような演奏を魅せるわけでも無い。どこにでもいそうな高校生たちが吹奏楽部員として奮闘する姿を描いています。
わたしは小中と金管と吹奏楽部として活動してきましたが、苦い思い出が蘇りました。
自分のせいで演奏中断。
合奏で先生からの「別室で練習してこい」。
練習しているのに、分かってるのに出来ない。
苦しくて恥ずかしくて切なくて悲しくて辛くて
辞めたいって脱走したいって、涙が止まらなく
なるような経験。
コンクール前には取り敢えず仲間割れし始める。
部長が怒り出す。
やる気ないでしょ?とか言い始める。
木管だから、金管だから、パーカスだからと
区切り対決し始める。
ソロを吹くチカちゃんに心の中で
がんばれ!がんばれ!と祈ってしまいます。
完璧にあっているか定かではありませんが、某ドラマの中のわたしの好きなセリフで、
バカで頑固で夢想家。
世界を変えてきたのはいつもそういう人。
と言うものがありますが、チカちゃんだなあと思いました(褒めてます)
現実にいたら引きそうに思いますが、あれくらい真っ直ぐで明るくて強引だからこそ人の考えや人生を変えられる魅力や、人から愛される人物になれないんだろうなあと思いながら見ていました。
まあ、チカちゃん、美少女過ぎますがね。
キャストたち、本当にたくさん楽器の練習をしたのでしょうね。初心者の頃の音というか、こんな感じだったなあというものがリアルに描かれていて、なんだか感動しました。上手い人が吹いている演奏に心が惹かれるのは当たり前ですが、練習風景を見ながら「がんばれ!」と思えたのは本当の音を奏でてくれていたからこその産物だと思いました。
とにかくみんながキラキラしていました。
みんなと一緒にいること、
大好きな楽器を演奏できること、
全部含めて楽しい!っていう空気感が伝わってきました。出来なかったことに対して、励ますためにもう一度チャンスを与えた仲間たちはとても素敵だなあと思いました。練習を共にしてきた仲間だからこそ出来た励まし方なんだろうな〜。
若いっていいなあ!!!!!!!!!!!!!!
高校生眩しいよ!!!!!!!!!!!!!!!