「タイトル損だなー」愚行録 masayanさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトル損だなー
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原作未読ですが、小説としてもあまりセンスがあるとは思えないこのタイトルで映画も損してるな、と。「愚行録」といわれてしまえばどうしてもその先入観で人物たちを見るし、善人風に登場しても、どうせこいつも愚行するんでしょと先読みしてしまい意外性が損なわれるのは否めません。大人の事情で変えられなかったんでしょうか。
サスペンス、ミステリーファンとして言わして貰えれば、
血の描写(殺しの現場や返り血など)が下手。鈍器で殴り殺す芝居もリアリティが乏しい。衝撃的シーンなのはいいですが、単純に殺す方も殺される方もお芝居(動き)がチープに見えてしまう。殺戮描写をリアルに見せたいわけじゃないし、間(マ)の演出意図もよく解るのですが、もう少しエッジの効いたアイデアがあれば。こういうテーストの映画は本筋の感想とはまた別にこういうシーンで造り手のセンスを見てしまいますので。
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