「悪くはないよ」愚行録 トシくんさんの映画レビュー(感想・評価)
悪くはないよ
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最後まで集中してみられました。
妻夫木、満島W主演なので初長編監督でも失敗はないと思ってましたが、それ以上でした。
脚本も秀逸、演出も悪くない。キャストもなかなか、主演二人は安定感抜群だし、臼田あさ美も小出恵介もいい芝居でした。もう一人夏原役の松本若菜は初めて知りましたが要チェックです。よかったですよ。
ただ万人には勧められないし、重い絶望感満載作品です。
作品としては全く飽きない展開だ。登場人物一人一人の愚行録を通じ、事件の真実に繋げる。これを巧みに演出する石川監督には次作も期待したいですね。
気になった点は妻夫木演じる武志が臼田演じる宮村を壺のようなもので頭を殴り殺すシーンは明らかに当たってないのが遠いアングルからもまるわかりでした。別の撮り方でも良かったのに...
昨年も「淵に立つ」「葛城事件」など絶望感満載作品が高評価を得ています。たまにはハッピーエンドでない人間の心の深淵を抉り出す愚行録みたいな作品を一人で観るのも良いかなと思いました。
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e-pinさんのコメント
2017年2月19日
ごめんなさい、私は原作読んでるので大丈夫ですが、重大なネタバレを書かれているので、ネタバレ表記された方が良いと思います。
コメントの内容はとても共感できるものでした。