3月のライオン 後編のレビュー・感想・評価
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ちょっと色々詰め込みすぎか。感動を呼ぶ高校生棋士の成長。
【賛否両論チェック】
賛:居場所がなかった高校生棋士の主人公が、様々な人々との出逢いを通して、人間的にも少しずつ成長していく姿が印象深い。
否:人間関係の色々な問題を、少し詰め込みすぎな感がある。将棋のシーンも前半よりかなり少ないので、人によってはやや物足りないかも。前編の知識も必須。
前編は棋士として、強者揃いのライバル達との戦いに挑む主人公の姿がメインでしたが、後編はどちらかというと、そんな主人公・桐山零の人間的な成長がメインに描かれるのが印象的です。
勝負の世界の機微は勿論のこと、イジメや家族の問題等、少々詰め込みすぎな感もありますが、零とそのよき理解者である川本3姉妹との心の交流が、思わずジンと来ます。イジめられていた友人を助けてイジメに遭うようになったひなたを、祖父が
「よくやった!!」
と誉めるシーンが感動的でした。
将棋ファンにはやや物足りないかもしれませんが、青春溢れる人間ドラマを是非ご覧になってみてください。
前編の方が好き!
原作の良い部分を綺麗に盛り込み、終わり方も綺麗。エンディングの藤原さくらさんが歌う春の歌もとても良い。しかし、なぜだかあまり感動は出来ず、涙も出ず、、、前編は各所でボロボロ泣き、将棋シーンに圧巻しました。劇場で観ていた他の方は泣いていたのでわたしが見慣れてしまったのかな?しかし、前後編を鑑賞して、キャスト、内容、映像、音楽、漫画から映像化した作品ではBEST3に入る出来栄えでした!
前編が良かっただけに、、、
前編が非常に面白かったので楽しみにしてたのですが、後編でフォーカスされているのが零と川本家との関係や幸田家との関係でありあまり将棋の展開ややりとりをしっかりと切り取ってはなかったような気がします。
まあ将棋を題材にし、それを取り巻くドラマを描いている作品なので将棋そのものを描くのもどうかとは思うのですが、前編のヒリヒリするような将棋の展開が楽しかった自分にとっては後藤や宗谷との闘いを楽しみにしていたので少し肩透かしを食らった感じでした。
しかしながら神木君をはじめ豪華なキャストの演技はぴっちりとはまっていて楽しめました。
川本家の3姉妹には癒されましたw
次回作が出たとしても見るかどうかはちょっと考えるなー。
零くんのアパートの窓に今回はカーテンが付いていたのはどーしてなんだろう?w
続編はいらない
まだまだ続きがあるような終わり方をしているにも関わらず続編はいらないと思えることがこの作品というか邦画のいいところだと思う。
伊藤英明がとても良かった。「なかなか、強烈だった。」このセリフはグッときた。
一番残念だったのは主題歌。藤原さくらのカバーがあんまり合ってなかった。
感動!!
零…大人になったなぁ…。色々あって、一時はどうなるかと思ったけど解決してよかった〜!
原作ファンには嬉しい事に話がそんなには変わってない!しかも、キャスティングサイコー!神木くんは神ってたし(笑)、ちせちゃん凄く可愛いし❤原作のモデルとなっただけあって、島田さんこと佐々木蔵之介さんははまり役だったー!
映画の最後の方は涙が止まらなかった…話の時間は長いけど、それすら感じないくらいとにかく感動しまくった!あの続きが気になるなー。想像するのも凄く楽しい🎶
少しボリュームがありすぎたかも
前編と後編を観た上で、面白かったなと思いつつ、特に後編はボリュームがありすぎて詰め込みすぎの印象がぬぐえませんでした。
とはいえ、神木さんはもとよりキャストの皆さんはそれぞれ登場人物たちによく合っていて、佐々木蔵之介さんと加瀬亮さんが特に良かったように思います。対局のシーンは見応えのあるもので、神木さんが演じる零の対局相手に応じて景色や光の加減が異なる演出が、対局相手の心情を間接的に表しているようで印象的でした。
2017-26
あ!ここで終わるんだ(いい意味で。)
意外なところで、スクリーンに前編と同じく黒背景に白字で「3月のライオン」と出て、
そのあと流れる主題歌が心地よくて(作詞作曲がスピッツの草野正宗さんだとエンドロールで知りました)、ぽかーんとしてたら、左右間違えてスニーカー履いて出てきたくらい、気づいたらどっぷりと作品に浸かっていました。
前編よりも川本家にフォーカスされ、いじめ、家庭の問題といった部分が強く描かれます。
すごく共感したのは、誰かの為を思って勇気振り絞って言ったことが、言い過ぎてしまって、誰かに響かなかったり、傷つけてしまったりするところ。
これ、よくやる!
よくやるくせに、すごく辛い😥
帰ってからずっと自己嫌悪に苛まされる😥
わかるーって思った。
後編は加瀬亮に見入ってしまいました。
羽生さんを思わせる、実在の名人みたいな風貌と存在感。
インタビュアーに囲まれてるところなんか、ニュースで棋士がインタビューされてるみたいな、テレビには出る人だけど芸能人とは違う、絶妙な素人感がすごいと思いました。
原作を読んでないのでわからないのですが、伊藤英明は奥さんがあんな状態なのになぜ不倫して、そしてその後もまた継続な予感?なぜに?
そこだけどうも府に落ちません。
とはいえ、満足です!
前編後編と分けてあったこともあり、なんだか壮大な1つの物語を心に置いた気持ちです。
いいとこ取りして、違う視点を入れ、結局ダメに
原作ファンです。
キャストは、加瀬さんとか伊勢谷さんとかハチミツとクローバーを思わせ、神木くんもバッチリでした。
ただ中身が、すでにアニメより先に行き、原作に追い付きそうな勢いで、急速にまとめられています。
そして原作と違い、幸田家が大きな軸に。奥さんが普通に零と接してます。なんじゃこりゃ。
今回は宗谷名人との初対決から獅子王戦、いじめの件、毒父の件も突っ込んで。
いいとこ取りしようとして、うすーくなってしまってます。
前後編で新人王戦といじめまでを濃く描けばよかったのに。
そしてギャグなし!一切なし!
先生もキャラ薄い!イケメンだけど。
あの大事な零くんの発言も薄い。川本家の大人たちから、零くんへの愛を感じなくて、がっかりでした。
今後が楽しみ。
前編と比べると対戦シーンが減り、川本家姉妹との交流がメイン
になっている後編。いじめ、父親の登場、それぞれのエピソード
はどれも胸にグッとくる話ではあるが、将棋とは遠ざかるところ
で観客の好みが分かれそう。とはいえ盛り上げるところは大いに
盛り上げる本作。加瀬亮演じる宗谷名人の秘密や、後藤と香子の
その後と並行して対戦が描かれ、父親が香子に伝える真相には涙。
神木君の代表作になること間違いなしの作品で原作が継続中とは、
まだ今後も続編が描かれそうな気配だがどう成長していくのかな。
(14歳の新星が快進撃を続ける実際の将棋対戦もこれから楽しみ)
強さとやさしさ
一か月ぶりに娘とデートである。
前日、かかりつけの医師さんと、仕事は好きか、でも好きを仕事にするとまたそれはそれでね、みたいな話をした翌日にこの後編を見たものだから「将棋は好きか?」「将棋しかねえんだよ」の繰り返し現れる台詞を聞いて、あーこういうふうに、関連することが短期間に連続して現れることってあるよなあ、と。
たとえば日中、糖質ダイエットの話をして、帰宅したらガッテンで糖質ダイエットをやってたとか。
3月のライオンがアニメ化、実写化されたタイミングで、このフィクションを超える藤井四段が現れたりとか。
そういうときに僕はシンクロニシティを感じて、そこから大好きなポリスを久しぶりに聴いたりして、こんなふうにつながっていくところが、AIにもできるんだろうか、レコメンドとは違うしなあ、思考がつながりつつ跳んでいくところがおもしろいんだよなあ、とか。
前編とはちょっと変化して、泣ける作品になってます。そしてやっぱり言わずにいられないのは、エンディングはBUMP OF CHICKENでみたかったなあ、と。
零の成長
前編終わってそのまま続けて後編も観ました^ ^
後編は香子と零の絡みが少なかったのが残念でした。でも香子は将棋に呪われてると言いつつも父から本当は勝てる道もあったと聞かされ自分を信じて生きて行ける前向きになったのが良かった。
零も川本家と気まずくなるも謝ってまた関係性を保てて成長する。
「人に伝わるには結果だけじゃない」
このシリーズ零の事を励ます高校の先生が凄くいい。
最後の決戦の場所が山の上にあって素敵な会場でした^ ^
3月のライオンの意味がわからず検索したら納得出来ました。
続編も作って欲しい映画です。
狂おしい
原作と流れが違うところがまた良かったなーと。
妻子捨男さんの下りは、むしろ、映画として成立してたんじゃないかと。
零くんが無力感を感じながらも、川本家に向き合う姿が、漫画とはまた違うリアルな感じでが私はすきです。
狂おしいほどの人生の話。
映画の中の台詞
おっさんになると、説教されることが少なくなります。
なので、自分で色んな事に気付いたり、思い出さなければならなくなります。
そんな時、映画の中の台詞で、そうなんだよなと気付かされる事があります。
この映画だと、担任の先生の台詞が印象に残りました。
「人に伝わるのは結果だけじゃない」
そうなんですよね、正しい事をしようとした時、直ぐに結果がでなくても周りに影響を与えている事って有りますよね。
この映画でも、頑張った結果が違う部分で救いになった事が表現されていました。
良い台詞に出会えると、それだけで映画を観て良かったと思えます。
大人向けの映画です!
とても良かった!元々神木君に興味があって見たのですが、それぞれの心情が必要な所でしっかり描かれていて、場面場面が丁寧に流れていく(特に前編)。また演じてる俳優さん達も実力派揃いで違和感なく感情移入でき、大人向けの良い作品だと思いました。そして、神木君の演技が良かった。彼はこういう役はとても合うんじゃないかと思ったぐらい。そして、藤原さくらの春の歌も良かった。しっかりと腹の底で味わう、久しぶりの良作です。是非お薦めです。
悪くはなかった!悪くはなかったけど…っ!!!!っていう感が否めない...
悪くはなかった!悪くはなかったけど…っ!!!!っていう感が否めない今作。
原作好きすぎるからかな。。。
私はれいくんと三姉妹のあの愛あふれる感じを中心にしてほしくて
幸田家が結構たくさんでてくるから、そうじゃなくて!!ってなった。
イジメのお話も、お父さんの話もすきだから
もっともっと原作に忠実にぐっとひきこまれる感じで描いてほしかったなあというのが本音。
で
す
が
!
別にこれでいい!とも思えるほど世界は3月のライオンでした。
感情移入しにくかったのは原作すきすぎるからだし
原作知らない人の方が入り込めたりするかも??
あと伊藤英明を初めてかっこいいと一瞬思ったほどいい役だった。
加瀬さんもハマってたなー。
個人的にめちゃくちゃ無理して見に行けたので、
それだけで充実した時間でした。笑
面白かった!
「聖の青春」の本を読んで、映画を鑑賞。その流れで将棋映画の本作を、前編に続き映画館で観ました。
原作は読んだことありませんが、将棋に人生を賭ける人々を巡る人間模様が描かれていて、率直に面白かったです。主演の神木隆之介君の演技、その周囲の人々の配役・演技も素晴らしかったです。とくに川本家の三姉妹が素敵。個人的には倉科カナの演じる長女あかりに大変魅力を感じますね。更に成長した零君を観たいので、ぜひ続編を期待します!
香子の気持ちの落ち着くところ
三月のライオン後編です。
後編のポイントは三つです。
香子をどう描くか。
ひなちゃんといじめの話がどうなるか。
妻子捨男がどうなるか。
原作の三月のライオンで、一番、私自身の問題だと思って読んできたのがいじめの話です。
ひなちゃんの戦いが美しいということもさておき、
いじめた子供をどう受け入れるか、大人がすべきことは何かということに踏み込んでいるところが好きなんです。
後は、ちほちゃんがいじめを受けた苦しみからどう立ち上がるのか、や、傍観者の贖罪(ちょっとだけですけどね)についても、扱っているところが好きなんです。
映画の中では、尺の問題なのでしょうね、
さらっとなぞったという印象になってしまいそこはちょっと残念でした。ちほちゃん瞬間しかでてこやんし。
大体、このいじめ問題を含めるならば、妻子捨男は入れられないはずなのに、いれるってことは、若干無理が見えるんだろうなという予想はあったので、ある意味予想通りの仕上がりですね。
ひなちゃんが川辺でなくシーン、教室で戦うシーンあたりまでは、涙で画面が見にくいくらいでした。
あんなひどいいじめをどうして見て見ぬふりできるのだ、という、傍観者への怒りです。なぜ、ちほちゃんに、ひなちゃんに、寄り添わないんだ、こいつらは!と。
そして、自分は絶対にいじめの傍観者にならない、孤立したってひなちゃんの側に立って戦うんだという決意を新たにしました。
それが私がいじめられた時に、誰かにやってほしいことだから。
加害者にならないよう、自分を鍛えるということももちろんですが、傍観者としていることで、より被害者をいじめることに加担してしまう卑怯を、自分がやりたくないんです。
映画に直接関係ないですが、いじめは子供たちの問題として語る大人が、卑怯だなと思います。
子供は大人が、大人の世界で醜いいじめをしているのを見て、
自分がいじめられたから、より弱い(と勝手に決めている)誰かをいじめているんです。
いじめている子はいじめられたからいじめることを知るんです。
形は違うかもしれません。でも、いじめを見たから、いじめることで憂さを晴らすということを知るんです。
大人がこの醜い行動を教えてしまっているんだ、その情けなさをもっともっと自覚しろよと思います。
学校という別世界だから俯瞰できるだけで、社会という現実でのいじめは、ほとんどの大人は傍観者として、観ないふりをしている。そして、見えない加害者になっている。私も含めてですが、そのことを自覚して、人をいじめなくて済むように自分を鍛えなくてはいけないと思います。
この件はきりがない話ですし、この辺で映画に話を戻します。
加害者、傍観者の描き方が甘いというあたりから、
だんだん涙は乾き、ちょっと、うーん、なんだかなーと思いながら見ました。
そして、妻子捨男編ですが、ちょっとこれは、きついわーと思いました。
妻子捨男の造形もあんまりはまってないと思ったのと、
零が、妻子捨男をなじるシーンで、なじり方を間違えて、
川本姉妹を傷つけるという流れが、零はこんな過ち犯しませんよ?と思いましてね。残念でした。
あと、川本姉妹の自らの父との決別もものたりねーよーと思いました。
なので、いじめ問題もチョイ不満、妻子捨男はまったくもって不満となりました。
最後、香子です。
香子の部分は、原作にないところです。
まだ、原作の香子は気持ちの持っていきどころが解らず、
零に八つ当たりしたまま立ち止まっています。
漫画を読んでいて、香子に対して同情する部分もあるのですが、
香子の挫折は父のせいでも零のせいでもないのに、そこに矛先を向けていてはいつまでも変わらないよと、ちょっと呆れ気味に読んでいたのです。
で、そこん所を結論付けてくれた。その手法がとっても良かったのが、後編の評価をググッとあげました。
具体的には、香子が将棋に挫折したのは、香子自身が自分を信じていなかったからだよ、だから零に、自分に負けたんだよと、
父親に将棋の試合運びと結果を通じて告げられたんですね。
そこがね、よかった。香子が気付けるツールとして、ばっちりだったねーと思いました。
後藤の奥さんは亡くなり、後藤は香子を遠ざけ、香子はさらに孤独を深めていたわけです。さらに父と零と将棋を恨んだ。
でも、愛しても届かないと思っていた父に、諭され、後藤のところへ向かうんですね。やっと自分を愛しながら、先に進める気持ちになれた香子に、がんばれっていう気持ちになりました。
前編と比べ、島田さん、二階堂はあまり活躍しません。
棋士では宗谷と後藤と零がメインです。
なんと、零は後藤に勝ち(まだ原作では勝ってない!!!)、
宗谷とタイトル戦を争うところまで来て、終わります。
そして、零もひとつの結論を見つけます。
好きでもないのに将棋しかないからくらいついてきた、
という自認から、やっぱり将棋が好きなんだ、というところへと。
そこの流れはあっさりなので、もちょっと踏み込んでほしかったんですが、まあ、よかったとしておきましょう。
予想通りですが、将棋科学部ネタ(野口先輩…)、柳原さん、土橋さんあたりは出てきませんでした。
その代り、原作ではほとんど出てこない歩くんが出てきました。
香子の弟です。歩くんエピソードも割とよかったです。
あと、セリフには出てきませんが、ちゃんと老犬っぽいタロウ(だったかな名前)が出ていたことがうれしかったです。
総括しますとね、まあ後半は負け戦確定かってところから、
香子エピで大逆転って感じでした。
お疲れ様でしたよ、皆様って感じです(えらそうにすみません)。
いじめ編と妻子捨男編は、本来それだけで映画一本できる題材なので、仕方ないです。
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