「将棋の世界を堪能」3月のライオン 後編 りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
将棋の世界を堪能
原作は未読。前編は☆3.5にしましたが、後編はぐっとおもしろくさが増し将棋の世界に引き込まれました!
将棋の知識はほぼゼロなので前編はイマイチ入り込めなかったのですが、後編は何故だか雰囲気で状況が伝わり、将棋の勝負をおもしろいと感じました。
それぞれの人間関係も動き出したのもおもしろかったです。
ですが、原作ファンの人から不満が出てる川本三姉妹の父親を零が追い払おうとするシーン。
私も観ててこのシーンは悲しかったですし、川本三姉妹らしくなくて嫌悪感がありました。
このシーンは原作と違う云々ではなく、何でこの発言?何でこうなる?と腑に落ちず残念でした。
零が将棋にはまる気づきになったシーンはよかったです。夢中になってる様子に大興奮でした!
前編、後編というよりは4時間映画だと思います。
前編で一応の完結があるものと完全に中盤で終わるものがありますが、後者だと思います。
将棋の世界をゆっくり丁寧に鑑賞というタイプの映画でした。
ちょっと中年男性にははまらない気がしますが(ちょっと深みが足りないかな)、それ以外の方になら将棋の世界を一度堪能してみる意味でおすすめします。
深みがない分、難しくなくて見やすいです。足りない分は役者さんの演技力がカバーしてます。
でも、「舟を編む」みたいな大人向けに作ったのが観たかったです。漫画原作だから仕方ないのかな。
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