「奥深い後編」3月のライオン 後編 ボブちゃんと映画好きさんの映画レビュー(感想・評価)
奥深い後編
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シネマチネで鑑賞。客層は、カップルやお一人様など老若男女問わずで15人位いました。物語の核心に触れないようにストーリーを解説。 物語は前編の時間軸が1年たった後のお話。桐山零(神木隆之介君)は、18歳になり棋士として成長していきます。そんな中、桐山君を温かく見守ってきた川本3姉妹に降り注ぐ試練に懸命に向き合おうとする姿が描かれます。一つは、次女のひなたちゃん(清原果耶さん)が友人をいじめからかばったことが災いしてしまい、今度は自分が標的にされてしまいます。もう一つは、亡くなった奥さんと3姉妹を捨てたのに突然現れた父親・誠二郎(伊勢谷友介さん)との対決。ひなたちゃんが、夜の隅田川で泣き叫ぶ場面は過去の自分と重ねてしまい、ぼろぼろと涙が出てきました。特に、じいちゃんの「お前は偉い‼大人でもできないことを良くやった。」と慰める場面は、心が揺さぶられました。ひなたちゃんが、勇気を持っていじめっ子の高城に立ち向かう姿と言ったら!自分だったら怖くてできなかっただろうと思いながら観ていました。そして、将棋の対局の行方ですが…。もうすごいことになってますよ。エンディングは、賛否両論のようですが、私はこれで良かったと思っています。将棋メインの前編と違い、後編は一人一人の思いがじっくりと描いていている奥深い人間ドラマです。鑑賞の際は、ハンカチをお忘れなく‼
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