皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグのレビュー・感想・評価
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これは中々に面白い
あ、そういえばこんなのあったな!とレンタルしてきました。
こういう出会いがあるから実店舗も好きなんですよね。
タイトル的にネタに走ったきつい物だと思ってたんですが、それが逆に楽しみだったんですよ。
しかし、これが実にハードボイルドで熱を持った作品でした。
鋼鉄ジーグとは直接関係は無いのですが、その愛が深いです。
ふとした事から謎の力を得る孤独な男エンツォ、そして深い傷を抱えた少女アレッシアとの心が通う物語。
物語の軸となるアレッシアは鋼鉄ジーグが好きで、何だか不思議な魅力があります。
はっきりとは見せないのですが結構辛い生い立ちで、そんな環境だからかジーグを求めてしまったのかもしれないですね。
主人公エンツォも孤独と共に生きている為、他者との関わりがわからない。
他、敵役のジンガロもサイコでキャラが立ってました。
不思議な共同生活を経て段々と心を知り、自身の生きる意味を見出します。
まぁ設定など色々ツッコミどころもあるのですが、それでもラストの対決は中々にアツかったです。
何処かサムライミの「ダークマン」を思わせますが、こちらは純然たるヒーローとして帰着していますね。
ラスト。アレッシアの意思を継いで鋼鉄ジーグになる覚悟をみた時、それはかなりグッと来る瞬間でした。
少しサービスしたスコアになってると思いますが、これは中々に面白い作品でしたよ。
あと、ショップにあったテンちゃん(うる星やつら)のぬいぐるみには笑いました。何でそれww
皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ
素敵なB級感溢れる純愛ヒーローもの
孤独なおっさんが覚醒する話。
『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』鑑賞。
*主演*
クラウディオ・サンタマリア
*感想*
イタリアに住む孤独なおっさん、エンツォがある日、スーパークリミナル的な超人的な能力を得て、チンピラに立ち向かう話。
最初は私利私欲の為に超人的な能力を利用して、悪事を働くのですが、ある出来事がきっかけに悪から正義へと目覚める。
「鋼鉄ジーグ」は1ミリもわかりません。「皆はこう呼んだ」と書いてありますが、アレッシアだけそう呼んでいるような気がしますw
アクションシーンはかなり地味です。
エンツォがスーパーパワーを得るシーンも地味だし、超人的な能力っていっても、怪力になるだけで、ヒーローモノとしては物足りないが、ストーリーの起承転結はきっちりと上手く仕上がってて、つまらなくはなかったですよ。でも、アクションが地味なのが残念w
悪役のジンガロの立ち位置がいいね。(^^)
ジェイク・ギレンホールに似てたw
アレッシアは、時折、「鋼鉄ジーグ」に関しての用語を連発して、最初はうんざりしましたが、後半からは気にはなくなりましたね。(笑)
もう少しアクションが見たかったな~(^^;
トレビアンでした
小悪党がスーパーパワーを手にしたら
レオン好きにはオススメか
本来なら4.0つけてもいい出来なのだが、根から悪人だからけの世界感はどうしても感情移入しにくい。気にならない人は差し引いて読んでもらえればと思う。
放射能による突然変異でヒーローになるのは、放射能の正確な知識が広まっている現代ではやはり違和感がありまくる。他にもツッコミ処は多いのだが、特撮ヒーローものだと思ってスルーして欲しい。
なんとなく設定がレオンに近く、不器用な主人公の純愛ものと言える。個人的に好きなシーンは、鋼鉄ジーグのDVD BOXとプロジェクターを買ってきて鑑賞するところ。二人が惹かれあう過程をうまく表現できていると思う。
後半の主人公がヒーローとして目覚めていく過程は非常に盛り上がり、最後に彼女が毛糸で作ったジーグの覆面を被るシーンはぐっとくる。
鋼鉄ジーグは知らないけど
ちょっとおバカなチンピラがひょんなことから鋼鉄の肉体を持ってしまう。
頼りにしていたボスが殺され、日本アニメのオタクで知恵遅れの娘を預かることに。
強盗なんて簡単なものでお金の心配はなくなるのだが・・・。
日本のアニメに対する敬意は相当なもの。
力を手に入れたらこうなるだろうな…
永井豪イズムと鮮血に塗れた美しい作品
爆弾テロが相次ぐローマ。腕時計を盗んで追われていたゴロツキのエンツォは逃げ場がなくなって飛び込んだ川で川底に沈んでいたドラム缶を蹴破って放射性廃棄物を全身に浴びてしまい、驚異的な治癒能力と怪力を手に入れてしまう。階下に住む友人の娘アレッシアを近所のチンピラのボス、ジンガロから救ったエンツォは、エンツォこそが『鋼鉄ジーグ』であり世界を救う為に現れたのだと確信するアレッシアとぎこちない共同生活を始めるが・・・から始まる永井豪原作の『鋼鉄ジーグ』にインスパイアされたイタリア映画。
身につけてしまった能力をロクなことに使えないクズ中年のエンツォと、昔TV番組に出演したことがあることだけが誇りのカラオケ大好きサイコパス、ジンガロが繰り広げる忖度のかけらもないラテン汁滴るバイオレンスは確かに永井豪イズム。素っ頓狂なまでに純粋な少女アレッシアと行動を共にするうちに、彼女の言葉と『鋼鉄ジーグ』のDVDに触発されたエンツォが決意する行動が観ているこっちが恥ずかしくなるくらいにベタなヒロイズムに充ちていて血塗れなのに途方もなく美しいです。
ヒーロー誕生の物語
コメディな活劇で満足
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