マネーモンスターのレビュー・感想・評価
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なんか洋画だから期待してたけど、規模が狭い感がすごかった。 もっと...
なんか洋画だから期待してたけど、規模が狭い感がすごかった。 もっとダイナミックな雰囲気とか臨場感があれば面白かったのかなあ。
サクサク
難しいことを考えずにサクサク見れる。 美談になりそうなところを全て裏切っていくことで、クライマックスへの緊張感を高めてカタルシスが生まれる感じ。 小さな作品、という印象。でも引き込まれたし楽しかった。
ミニレビュー
満足度70点(100点満点中) 無難に楽しめる作品。それなりに楽しめてそれなりにハラハラする。黒幕が暗殺者みたいになる展開がないのは好感。ラストも現実的。ただ、現代のネットを皮肉るような感じも良いが、無難なのがやはり見終わった印象としては薄いかな。とりあえずジョージ・クルーニーのダンスに笑って、程好いサスペンスを楽しむ映画。
それなりに楽しめます
目まぐるしい展開。 よく出来たエンタテインメントでした。 気になったのはジョージクルーニーが、 いまいち三枚目に なりきれていない気がしました。 TVショーの司会なんだから、ダンスとかもっと 下手くそでもイイと思う。 「あなた話は得意よね?!」 「あなたにしか出来ないわ!」 ー素敵な言葉でした。 「クオーツ」 ー勉強してみようと思います。
リアルタイム ムービー
リアルタイムの事件報道。8億ドルの行方は投資に疎い自分にはよくわからなかったけど、詐欺したのだけはわかった。 ジョージクルーニーとジュリアロバーツのベテラン俳優同士のあうんの呼吸がいいね。
ありえない話だけど・・
ジョージクルーニー、最初は嫌味なキャスターが、映画がおわるころにはいい人に。 ジュリア・ロバーツ、久々にみたけど、昔大好きだったから、少し違和感が。 99%の金持ちが儲ける株。その株操作情報の放送で人生が狂う貧乏人。15ドル以下で非正規で働くTVをハイジャックする容疑者。 現実にはありえないけど、現在の不正義を少しあらわしている。 最後に幸せってなんだろうと考えさせられる。 久々にあたって行った試写会、隣の人がタバコ臭がひどく最悪でした。
1%が儲かるシステムを吹っ飛ばせ!?
僕は会社を辞めた後、しばらく株のデイトレードにハマっていた時期がある。 1年目は散々な結果だった。なけなしの貯金は半分まで減った。 いろいろガチャガチャやってみて、自己流の勝ちパターンを見つけた。 それ以後「現状維持」だけはできるようになった。 株式投資をやってみて、わかったことが一つだけある。 株は「ギャンブル」であるということだ。 「資産運用」などという「美辞麗句」に惑わされてはいけない。 もう一度言う。 株はまぎれもなく「ギャンブル」そのものなのだ。 パチンコやスロットなどより、もっともっとタチが悪いのだ。 僕のような個人投資家は、業界用語で「ゴミ投資家」と呼ばれている。 日本の株式を操っているのは、ご承知の通り、巨大な海外の機関投資家である。 決して日本の投資家たちではない。 僕は毎日、毎朝、株式相場が始まる前に、パソコン画面で各銘柄(会社の株をこう呼びます)の値動きや「板情報」と呼ばれる、その株の「売り」と「買い」の予約状況をチェックしていた。 朝9時前、市場はまだ開いていない。 しかしなぜか開始時間前から「買い」が殺到している銘柄がある。 不思議に思って、その会社の直近のニュースと四季報をチェックする。 さらにはチャート(株価の値動きを示す折れ線グラフ)を調べる。 おかしいぞ!? 「買い」を判断できる材料が何も見つからない。どうみたって「クズ株」だ。 9時。株式市場が開く。 途端にその銘柄は「ストップ高」!! 「買い」が殺到しすぎて値段がつかないのである。 その日の市場が閉まり、午後4時半ごろ。 異常な「買い」があった会社からニュースリリース発表。 その内容は、例えば「大規模リストラ決定」「工場撤退」いい場合は「特許申請」など。 会社の病巣を切り取ってしまえば「会社という患者」は快復する。 今後良くなる見込みが出てくる。 株取引の世界においては、従業員が安心して働ける環境など「戯れ言」である。 だから、ネガティブな情報でも、市場は好感度を持って、素早く反応する。 ではなぜ、この銘柄、この会社に、朝一番「買い」が殺到していたのか? 誰も知りえないはずの内部情報は、いったい誰が掴んだのか? これを「インサイダー取引」でない、と断言する勇気は僕にはない。 誰かが情報をリークしたのだろう。 こんな例は、もうウンザリするほど毎日起こっている。 僕のようなアマチュア株トレーダーでも、こんな株式市場の現象は、何度も経験しているはずだ。 株式市場でうまく儲けるコツは、いかに有力な情報をいち早くつかむか! それに尽きるのだ。 その情報を得るためには、有力な人脈のネットワークが必要だ。 素人投資家、一般人に、そんなネットワークや情報など望めない。 僕たちは、村上ファンドでもなければ、ホリエモンでもない。 情報が欲しければ、それに見合った巨額のアドバンス(前渡金)を準備しなければならないだろう。 そして今日も、我々ゴミ投資家の「なけなしの金」を株のプロたちが、ゴッソリかっさらって行く。 株式市場は、金持ちがさらに金持ちになるシステムの一つなのだ。 愚痴っぽい、長い前置きになってしまった。本当に申し訳ない。 さて、本作は、株情報番組「マネーモンスター」を見て株を買い、全財産を失ってしまった若者が自暴自棄になり、爆弾を持ってテレビ局に侵入。生放送中の当番組を乗っ取る、というお話。 テレビキャメラは、犯行の一部始終をリアルタイムで放送する。 これは犯人の要求なのだ。 ジョージ・クルーニー演じる主人公、リー・ゲイツ。 彼はこの「マネー・モンスター」という番組の、人気パーソナリティーだ。 犯人カイルは、ゲイツに爆弾入りのチョッキを着用させた。 彼の手は起爆スイッチを押し続けている。 カイルが指を離せば爆発する仕掛けだ。 その瞬間、キャスター、スタッフもろとも、スタジオは吹っ飛ぶ。 こうして、彼ら番組スタッフは、運命共同体にさせられてしまう。 もちろん警察の特殊部隊も動いた。 狙撃班がスタジオにこっそり侵入。犯人カイル、そして、ゲイツのチョッキに付けられた起爆用受信機をねらう。 警察幹部は特殊部隊の隊長に問いただす。 「生存率は?」 「まあ、80%ってとこです」 「低いな」 スタジオを仕切るのは、現場の女性ディレクター、パティ(ジュリア・ロバーツ)。 ゲイツはイヤホンをつけている。 ディレクターのパティは、犯人カイルに気づかれないよう、イヤホンでゲイツに指示を出す。 「犯人に話しかけて。時間をかせいで!!」 「マネーモンスター」は、司会者ゲイツの軽妙なトークが売りだ。エンターテイメントとして、番組を楽しませる工夫も盛りだくさん。 退屈な株情報番組ではない。 番組自体を1つの「ショー」として成り立たせている。 この番組が、高視聴率を稼いで、放送を続けてこられたのは、キャスターである、ゲイツの人気、番組構成、演出の面白さ。 何より重要なのは、ゲイツの情報の信頼性だったのだ。 だから一般ピープルは、パーソナリティーのゲイツを信じて、株を売買するのだ。 犯人カイルも、それを信じた。そして全財産を失った。 人気キャスター、ゲイツが勧めた銘柄は、なぜ大暴落したのか? なぜ怪しい値動きをしたのか? さて、犯人カイルはピストルを持っている。 もう一つの手には起爆装置。いつ爆発してもおかしくはない。 そんな緊迫した状況下、ディレクターのパティは、暴落した原因を探るべく、その会社幹部へ直撃取材をするよう、スタッフに指示を出す。 やがて取材班は、その会社のCEOが暴落の当日、不審な行動をしている、という情報をキャッチする……。 本作、ジョディ・フォスター監督の緊迫感溢れる演出、これはいいねぇ~。 キャスティングも秀逸。 軽妙洒脱なトークを操る人気キャスターに、ジョージ・クルーニーを据えたのは悪くない、というか大正解だろう。 ジュリア・ロバーツのディレクター姿も凛々しい。 アカデミー賞俳優たちの演技は、それはもう、ケチのつけようがない。 そんな中、僕が特に注目したのは犯人の若者カイル。 演じるのは、イギリス人の俳優、ジャック・オコンネル。若干25歳。 犯人ではあるのだけれど、思わず、応援、感情移入したくなるような、そんな演技の持って行き方がいいね。とても切迫感があった。 本作は「株」なんて特に興味がない、株の知識なんてない、という方にも十分楽しめる。もちろん株の基礎知識があれば、面白さは何十倍にもなる。 もう十分にお金を持っているはずなのに、それでも、さらに儲けようとする 「マネー」に取り憑かれた「モンスター」たち。 いまや株の売買は、優秀なコンピュータソフトによって、1,000分の1秒単位で「売り」と「買い」をこなしてしまうと言われている。 そうして巨人たちは「利ざやを稼ぐ」 また、そのような電子取引によって、市場が大変な混乱に陥ることもある。 こんなソフトを開発し、あるいはそれを購入して、利用できるのは巨大資本だけなのだ。 巨大な資本を持つ者だけが、より巨大で「おいしい」利益を享受できるのだ。 とり残されたのは、まさに99%の一般人たち。 もし巨人たちのシステムがクラッシュして、市場が大混乱に陥れば、実体経済へも影響は免れない。 長期的に見れば、景気さえも左右する。 そして景気後退の波に直撃されるのは、何の罪もない、一般市民だ。 悪くすれば職を失うだろう。 リーマンショックのとき、どれだけの人が、家を手放し、ホームレスになったか? 社会の底辺で最も弱く、市場とは何の関わりもない人たちが、最も深刻な被害を受けるのだ。 本作の中で、犯人の言動に、親近感を抱きはじめる視聴者、一般人たち。 彼らの眼差しを映し出すハンディカムの映像。 こんな「暴走するマネー主義」への異議申し立て、一般人の心を代弁したジョディ・フォスター監督に拍手を送りたい。 なお、参考までに、マネー資本主義に疑問を呈した マイケル・ムーア監督の「キャピタリズム マネーは踊る」 また、マーケットは「成長し続けることが前提」という「幻想」は「そんなの、おかしいんじゃない?」と素朴な疑問を呈した 「シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人」 もオススメしておきたい。
至極の96分
何となく時間が合ったので観てみましたが、終始テンポ良く緊張感を保ちながら楽しめました。 詳しくはないので、良くわからない部分も序盤はありましたが、そこも話の流れに上手く差し込まれていたように感じます。
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