「「でも、やっぱり、きれいだな」」美しい星 hhelibeさんの映画レビュー(感想・評価)
「でも、やっぱり、きれいだな」
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6/4に観た時にさっぱり分からなくて、パンフ読んで宇多丸の批評聴いて原作も途中まで読んで、リベンジ鑑賞。
1回目に何が分からなかったのかが分からないぐらいとてもすんなり理解できたし、切なくて泣けてしょうがなかった。
この星にとって、人間は所詮ただのいち生物に過ぎないのか。
それとも、この星を食い散らかす害獣なのか。
どっちにしろ、若い女と不倫したり、その女に自分のポジション奪われたり、わけわからんマルチ商法にハマったり、わけわからん男にハマったり、分不相応な野心を持ったり、そういうしょーもなくてどうしようもない人間たちの営みも、この星の構成要素であるわけで。
「でも、やっぱり、きれいだな」
って思いながらこの星からおさらばできるなら、地球視察としての人生もそう悪くはないのかも、と思わされた。
それにしても(1)、重一郎がカメラの前で唱える地球環境に対する警笛はすべて正論のはずなのに、真っ当なことを言えば言うほど劇場の笑いが大きくなる不思議。地球人たちは滅びるまで事の重大さに気づかないのかもなぁ。
それにしても(2)、あの広告研究会の男ほんと嫌いだわー
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