イーグル・ジャンプのレビュー・感想・評価
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爽やかな笑いと、元気と勇気を包み込んだスポーツコメディ
英米で共に大ヒットしたスポーツコメディ。日本での劇場公開を待ち焦がれていたがDVDスルーとなってしまって残念でならない。本作は1988年、英国史上初となるオリンピックのスキージャンプ選手として脚光を浴びたマイケル・エドワーズの物語。運動神経も良くなく、かつ近眼でいつも眼鏡が手放せない彼だが、「五輪選手になる!」という夢だけは決してあきらめない。そして英国に出場選手のいないスキージャンプならば可能性があることを知り、優勝よりも“出場”に向けて情熱を燃やし始めるのだ。とにかく主演のエガートンとコーチ役ジャックマンの師弟コンビが素晴らしく、観ている側はかつての大傑作『クール・ランニング』などの記憶を思い出しながら、エディのジャンプ踏切と同時に思わず「行け!!」と力を込めずにいられない。常識破りの異才は歴史上に数多く存在するが、彼もまさにその一人。爽やかな笑いのみならず、大きな元気と勇気をもらえる逸品だ。
Thin Lizzyに誘われて
Thin LizzyのCowboy Songが劇中曲として使われていると聞いて映画を観る気になった。
どんな映画か特に調べずに観たのだが、思いの外面白かった。
ヒュー・ジャックマンが良い味出してたな~
ただ真っ直ぐにオリンピックを目指す。酔っ払いながらでもわかる(笑)...
ただ真っ直ぐにオリンピックを目指す。酔っ払いながらでもわかる(笑)ストーリー。しかし、そこに共感、感動が。事実というから驚き。
ヒュー・ジャックマンがカッコよく脇を固める。私にとってさらにカッコよかったのは、ちょい出演で掻っ攫っていったクリストファー・ウォーケンだった。
こいつは見るべき。万人におすすめです。
オリンピックは参加する事に意義がある
タロンエガートン扮するエディエドワーズは、子供の頃からオリンピックに出る事を目標にしてある日ジャンプにターゲットを定めた。ヒュージャックマン扮する酔っぱらいのブロンソンピアリーにコーチを頼み挑戦するものの果たしてイギリス代表になれるのか?
ヒュージャックマンが渋い役どころで良かったな。この映画はヒュージャックマンによって名作になったと思うよ。オリンピックは参加する事に意義があると言う意味合いをまさに描いた作品だね。
ただひたすらに
オリンピックへの情熱が誰よりも強く、イギリス人初のスキージャンパーとして五輪出場を目指すエディ・エドワーズの奮闘を描いた実話ベースの感動ストーリー。
結果や数字も大事だけど、そもそも自分は何を目指してたのか?
誰かと比べるのもいいけど、まずは自分自身を越えなくちゃ!
周囲の反応に一喜一憂し、自分をすり減らし、くたびれてしまったら、エディが大切な事を思い出させてくれる。
運動音痴で、何をやっても空回り。皆に馬鹿にされ、誰からも相手にされていなかったエディ。彼が努力と情熱で周囲を巻き込み、着実に夢に近づいていく姿に胸が熱くなりました。
楽しく見れる
昔飛行機の中で見ました。ヒュー・ジャックマンが好きであれば、アウトローで心は温かいイケオジが見られます。リアルスティールとキャラはほぼ同じです。ノルウェーの練習場での落書きのシーンが好きです。
物語も、非常に平和で、際どいシーンも無く、誰でも楽しめるものだと思います。超名作ってわけではないですが、おすすめです。
ジャンプという、ギューーッと緊張を高めていって、跳躍で解き放つ感じは、映画という媒体と相性がいいですね。
カルガリーオリンピック実話物。
冬季オリンピック開催に関連しての放送が相次ぐが、ボブスレーのジャマイカチームと言い、このイギリス初のスキージャンパー物と言い、1988年、カルガリー冬季オリンピックはなにかと話題が多かったのだなぁ~とつくづく思う。実話物なので当然もう感動が用意されていることが分かっているが、その分安心のカタルシスだ❗NHK が地上波で流すのも久しぶりで、興味がそそられた。
目指すの自己ベスト
「自分自身が納得できる最高のジャンプができたら、順位なんてどうでもいい。反対に、優勝したって、納得のいくジャンプじゃなければ、そんなのだめだ(思い出し引用)」
映画の中の鳥人の言葉。
それをそのまま地で行くようなエディ氏。自己ベストに歓喜する姿に、触発される観客。
スポーツをする・何かに挑戦し続ける楽しさを思い出させてくれる。
そんな部分を楽しめれば、この映画は最高のものとなる。
『クールランニング』と同じように、カルガリー・オリンピックでの事実を元にされた映画。おおまかな筋立ても似ている。
けれど、なぜか『クールランニング』のようにすっきりいかない。
事実を元にしているとはいえ、かなり脚色が多く、小気味よいエンターテイメントとなった『クールランニング』。
それに比して、こちらの映画はどこまで脚色が入っているのだろうか?
主人公・エディ氏は、エンディングで見る本物と比較すると、かなり似せてきている。それでいて、「運動音痴」には見えない。
そんなエディ氏に比して、コーチが格好良すぎる。
このアンバランスさになじめない。
純粋で思い込んだらどこまでものエディ氏を、コーチは御しきれていないので、二人の関係性が深まっていくエピソードも流されていく。コーチを引き受けることにした心変わりもあいまいだし、方針の違いによる別れ、再結成の動機づけも、さらっと描くだけなので、師弟愛を感じることもない。
師弟愛ではなく、「諦めないことの大切さ」を描きたかった?
だからか、エディ氏のオリンピックへの道のりに、陰湿な邪魔が入る。イギリスがなかなか「うん」と言わないのは予算の問題だけ?労働者階級出身者だからという点も見え隠れするが、深めない。
そして、なにより、練習と展開が無謀すぎる。
いきなりコーチなしでジャンプ台から飛ぶ。アルペンスキーのキャリアがあるとはいえ…。
「オリンピックは参加することに意義がある」とはいえ、一歩間違えれば、死んでしまうレベル。
この後、大会参加基準が変わったのもさもありなん。”安全”がベースであるからこそのスポーツ。ただの度胸試し大会ではない。
それでも、ラストはウォーケン氏や、エディ氏のパパとママが決めてくれる。
残念ながら「二匹目のドジョウはうまくいかなかった」作品に見えてしまう。
この映画で描きたかったことは、もっと別のものなんだろうけれど。
夢をあきらめない
夢をあきらめない、をリアルに実行した人の話。脚色が過剰な気はするが、舞台はオリンピック、その根性と折れない心はただ事ではない。ぶっつけで90mに挑戦したことからも並の心臓の持ち主ではないことがわかる。
映画のデキとしては、ちょいポンコツではある。オーバーな演出だしコメディタッチ。まあそれも本人のキャラを考えてあえてそうしたのだろう。
最近、オリンピック馬術の作品で良作があったので、それと比べてしまった。こっちも悪くないが、なんせあっちは競技を本気で再現している。
あとヒュー雪の中で普段着すぎるだろ。店でテレビ見てたと思ったらカナダ来てるし。
オリンピックへ、行きたいか~!
実話物とあって、リアルでオリンピックの感動ってこんなんだったよな~って思い出しました。
ヒュー・ジャックマンはめっちゃかっこええ役だし。なんといってもタロンが実際のエディにクリソツだったのにびっくりしました。
後半のジャンプの時は、思わず私もお尻を上げちゃってました!!それくらいのめりこみました。
「記憶に残る」選手だったようですね。めっちゃおすすめ作品です。
事実の強度に頼り切った伝記映画
出来事の羅列に終始した凡庸な伝記映画。オリジナリティといえばコメディタッチであることぐらいやけどそのために人物造形を単純化し過ぎている。アーロン・ソーキン脚本の『スティーブ・ジョブズ』を観た後ではこういう「事実の強度」に頼り切った作品はとても評価できない
アノ曲で涙腺崩壊するスキージャンプ版『酔拳』
英国初のスキージャンプ五輪代表、マイケル・エドワーズの伝記映画。正直スポーツ観戦にほとんど興味がないので彼の存在も全く知らなかったわけですが、物心ついた頃から五輪出場を夢見ていたド近眼の左官工エディが自国に選手のいないスキージャンプに目をつけ、ワケありの元スキージャンプ選手のスキー場整備員ヒュー・ジャックマンのもとで修行をするスキージャンプ版『酔拳』のような痛快作。
カルガリー五輪がクライマックスなのでサントラは80's一色、ほとんどずっとヤマハDX-7が鳴りっぱなしといっても過言ではなく、”ジャンプ”の話なので当然あの曲のあのイントロが流れるわけですが、そこで全アラフィフの涙腺が決壊すること必至です。
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