「欲と油断が生んだ災害」バーニング・オーシャン Toiさんの映画レビュー(感想・評価)
欲と油断が生んだ災害
出来事の発端は事業が遅れているという理由で点検を慎重に行わなかったというものだ。欲のためにプロの注意を無視する姿は、まさに現場のことを全く知らない者そのものだった。
メキシコ湾原油流出事件について知るには完璧な映画だ。現場の仕事の内容もよく分かり、事件の原因も細かく描写されていて緊迫感が半端ではなかった。パイプが破裂するシーンや大爆発がおこり周り一体が火の海になるシーンは圧倒的だった。
ただ予想もしていなかったことが起きるわけでもないため、映画としての面白みは半減だと感じた。事実を元に描いているとはいえ少し予定調和すぎる気もした。
最近のピーター・バーグの映画は事実を元にしたものばかりな気がする。
カート・ラッセルは火が似合う男だなwバックドラフトを見返したくなったw
ジョン・マルコヴィッチのふてぶてしさも素晴らしかった。
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