「マイケル・ムーアはやはりマイケル・ムーア!」マイケル・ムーアの世界侵略のススメ 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
マイケル・ムーアはやはりマイケル・ムーア!
久々の監督作の鑑賞だったが、やはりマイケル・ムーアの存在が唯一無二だと実感した一本。
とりあえず場末の日本の女芸人のネタにするのは、即刻止めさせようよ、そんな低次元で知られるべきではない人物なので。
と思わずにはいられない、多少歳を取ったのか柔和になったが相変わらずの切り口の鋭さと皮肉の効きっぷりが気持ち良かった。
劇中でさんざEU、そして近郊の諸国と比較して扱下ろされるアメリカの実態だが。
我々の所属し、日々暮らす日本はそれをはるかに下回るという現実の実態を突きつけられる。
後半の舵切りに若干誤解を招くような演出があるが、「女性の自立」の先進国の事例だという認識で観られるかどうかが問題か。
ともあれいまだ本格的にアジア進出していない監督に、次こそは是非アジア諸国を、日本をぶった切ってみてほしいなと思った作品。
コメントする