「魔女とは。」ウィッチ rockoさんの映画レビュー(感想・評価)
魔女とは。
女性の性を中心にある家族の歯車がどんどん狂っていって、悲劇が起こるという話です。魔女とか悪魔が実際に存在する世界観ですが、魔女に連れ去られた赤ん坊、性的に成熟し始めた娘、娘に露骨に嫉妬する母、偽善者の父親、性的関心を持ち始めた弟、奇妙な双子が人里離れた一軒家で森を開拓しながら、家族関係がどろどろしていく。
魔女が赤ん坊らしきものを臼で潰して体に塗りたくるというシーンなど、ところどころショッキングな場面が出てきたり、森という自然の空間で女性の性が、理性というコントロールから開放されて、悪魔的な力を持つというあたり、ラースフォントリアー監督のアンチクライスト影響を受けているのかなと思う。
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