劇場公開日 2016年8月11日

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栄光のランナー 1936ベルリンのレビュー・感想・評価

全33件中、21~33件目を表示

4.0サイドストーリーが大事

2016年9月3日
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鑑賞方法:映画館

知的

オリンピックイヤーに日本で公開されるというタイムリーな映画ではあるが、アメリカ映画とは違って、世界の問題と正面から向き合う真摯な姿勢がある。
主人公は貧困と公的な人種差別の厳しい状況の中で、ささやかな幸せのために陸上競技に打ち込む。一方、アメリカのオリンピック委員会はナチスが主催するベルリンオリンピックの出場について紛糾する。オリンピックは政治と切り離されるべきだという説について、ナチが国威発揚のためにオリンピックを政治利用しているから参加すべきではないという議論があり、対して、主催国の政治状況がどうあろうと、アスリートは政治と無関係だから参加すべきだという議論もある。
僅差の投票でアメリカはベルリンオリンピックに参加することになり、オーエンスが大活躍するありさまが主なストーリーとして描かれてはいるが、アメリカ代表で現地に行ったユダヤ人選手が出走できなかったり、ドイツ選手が専制政治に苦悩していたり、ドイツのジャーナリストが権力者から脅されたりと、サイドストーリーに当時の問題が散りばめられていて、英雄の活躍物語だけではないことがわかる。観客はそこのところをきちんと観なければならない。オリンピックのありようについて警鐘を発している映画でもあるのだ。さすがにフランスとドイツの映画である。ハリウッドのお手軽B級映画とは一線を画している。

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耶馬英彦

5.0たくさんの人に見て欲しい

2016年8月31日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

脚本がとにかく素晴らしい。
無駄な台詞や場面が一切ない。
画面も服装やカットが美しく心情を丁寧に写し出している。
音楽も場面を盛り上げる。

人種差別、コーチや家族との愛情、ライバルとの友情に感動する。
NHKでオリンピックを国の威信をかけた宣伝みたいなことを言っていたらしいが、
その番組を作った人に見て欲しい映画だ。

お金をしっかりかけて丁寧に作った映画。
たくさんの人に見て欲しい。
高校で上映会とかやって欲しい。

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容子

4.0オリンピック・イヤーでなくても観る価値あり。

2016年8月24日
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鑑賞方法:映画館

興奮

真のスポーツマンシップとはこういうものだ、ということを改めて感じました。
ネットを介したつまらない(くだらない)批評より、この時代の選手たちはどれだけ重く、タフな問題を抱えていたことか。

だからこそ人種や国を超えた強い信頼関係が生まれたのでしょう。ジェシーとラリーの関係。特にラストシーンは良かったな。

最後は実話ならではの密かな楽しみ、、、「彼らのその後」。ジェシーとロングの絆に感動しました。

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洋画fan

4.0感動した!

2016年8月21日
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鑑賞方法:映画館

ナチのユダヤ人迫害と、アメリカの人種差別。
同じ目線で見たことがなかったが、
一人のアメリカ人アスリートと五輪を
通して描かれている。

あらためて五輪の意義、大切さと
今の時代に生きれていることの幸せを感じた。

リオの五輪でも見られた、スポーツマンシップ。
国や政治、人種を超えた熱い友情。
一人一人の思いや
スポーツを通して相手を思う気持ちは
どの時代も同じ。

感動が止まらない、そして
後世に伝えたい作品と思いました。

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TOMO

2.0とっても興味深い題材というか、好きなものの組み合わせ「歴史秘話」「...

2016年8月21日
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鑑賞方法:映画館

とっても興味深い題材というか、好きなものの組み合わせ「歴史秘話」「スポーツ」なんだけど、このたぐいで傑作はほとんど出てない。
「バンクーバーの朝日」もがっかりだったけどそれに似てる。
ドラマにうまく抽出されてない。なんでしょう。

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ONI

1.555点

2016年8月21日
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鑑賞方法:映画館

大事なの己が最も「自由」になれる空間を見つける→そこに差別その他の傷=内発性をブチ込む事。
ナチスカッコいいなー、当時のドイツを文字通り1つに纏めていた姿見て。日本やと北一輝がその系譜かな

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めたる

4.5感動所満載♪

2016年8月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

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jjjjj

4.5久々の正統派

2016年8月16日
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才能があり努力する者、それを助ける者。極限での選択。人生に重なります。

この映画に出会えて良かった。

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しじみ

4.0ナチス

2016年8月16日
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鑑賞方法:映画館

に負けない強い気持ちが伝わりました。
沢山の理解者の行動に感動です。

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かん

4.0時間を感じさせない、様々な人の思いの詰まった良作。

2016年8月14日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

いままさにリオデジャネイロオリンピックたけなわですが、1936年、ナチス政権下で行われたベルリンオリンピックにおいて、史上初の4冠を達成したジェシー・オーエンスの半生を描いた作品。

134分と、二時間を超える長い作品ですが、時間を感じさせないほど中身に引きこまれました。単に“努力しました”と言う話だけじゃ無い気がするんですよね。確かに、ジェシー自身は努力しました。ただ、それだと、物語が薄っぺらくなってしまう気がするんですよね。

ベルリンオリンピックでのジェシーの活躍は、ジェシー自身の出場するかボイコットするかの悩み、ジェシーのコーチのラリーのオリンピックへの思い、ベルリンオリンピックの走り幅跳び決勝で戦ったルッツ・ロングとのやり取りやルッツの思いなど、それ意外の様々な人の、様々な立場での、様々な思いの結集なんだと思います。

特にルッツ・ロングには感動しました。まともなドイツ人も居たんだなと。あの時代、あのような考え方をドイツ国内でするのは、相手がアメリカ人であったとはいえ、中々勇気の要ることだったと思います。結構衝撃的でしたよ。

あと改めて感じたのが、月並みで薄っぺらいですが、ジェシー・オーエンスは、アメリカ国内でも人種差別と戦っていたんですよね。戦前の出来事なので、まだ差別の残る時代と言ってしまえばそうなのかもしれません。でも、そう言う時代に、構成に残る業績を残したジェシーは、強い人なんだったと思います。まぁその強さは、ルースとの結婚を巡っても発揮されたようですが(苦笑)

単に感動じゃないですね。色々と考えさせられ、心に残る作品でした。

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勝手な評論家

4.5この夏感動した作品!

2016年8月13日
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鑑賞方法:試写会

1936年。

ヒトラーの独裁政治が徐々に色濃く出始めた時代。

ユダヤ人を差別するドイツでは、オリンピックでもユダヤ人と同様に、有色人種の差別が行われていました。

オリンピックという人種を越えた平等な場所にも関わらず、差別されてしまう人たち…。

それでも彼らの声を遮断し、メダル獲得に向けてひたすら練習に励む一人の黒人の姿に感動しました!

それと同時に、政治を絡めたオリンピックが存在していたことに悲しみと怒りを感じます!

戦争から70年経った現在でも、難民の人々が自国から出場出来ず、特別枠として2016年のオリンピックに出場しているようです。

彼らが1日も早く平等に安心してオリンピックに参加できる世の中になることを祈っています。

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ガーコ

4.0何事にも向き合う気持ちが大事

2016年8月6日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

興奮

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bassy

4.5エンド・ロールで、拍手喝采の感動作

2016年8月5日
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鑑賞方法:試写会

知的

幸せ

中途半端な小細工が、どうでも良くなってしまう、清々しい気分になれる作品でした。

制作スタッフさんたちが伝えたかったことが、原題である“RACE(日本語では、競技・競争、流れ、出自、人種 etc.が当てられます)”、のひとことに、凝縮されている・・・・・、重たいテーマの実話をベースにしているのですが、これらが、受け容れ易い順番で、とても丁寧に積み上げられていました。

また、映画を観る前と、観た後で、フライヤーに記載されている作品紹介文の印象が、ガラッと変わってしまう、とても、奥の深い作品でした。

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